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  1. 鳴門市議会 1976-03-01
    03月09日-03号


    取得元: 鳴門市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-09
    昭和51年  3月定例会(第1回)            昭和五十一年 鳴門市議会会議録 (第三号)            昭和五十一年三月九日(会期十九日中第五日目)              議 事 日 程 第 三 号第一 市政に対する一般質問    ──────────────────────────────────            本日の会議に付した事件日程第一 市政に対する一般質問    ──────────────────────────────────            出  席  議  員(二十八名)    議長  岩  朝  清  義  君      一番  遠  藤  将  弘  君    二番  広  瀬  静  男  君      三番  大  端  茂  雄  君    四番  叶  井  長  助  君      六番  姫  田  安  男  君    七番  野  崎  博  文  君      八番  新  居  義  公  君    九番  乾        茂  君      十番  室  津  サ ワ エ  君   十一番  芝  野     彰  君     十二番  下  八     明  君   十三番  平  岡  朔  郎  君     十四番  開  発  外  之  君   十五番  矢  野  善  治  君     十六番  藤  田  義  行  君   十七番  富  田  耕  作  君     十八番  林     辰  雄  君   十九番  奥  田  一  応  君     二十番  細  川  俊  幸  君  二十一番  原  田  一  幸  君    二十二番  松  本     聖  君  二十三番  札  場     清  君    二十四番  石  川  忠  治  君  二十五番  上  田  準  次  君    二十六番  福  本     節  君  二十七番  横  川  春  市  君    二十八番  平  松  章  生  君    ──────────────────────────────────            欠  席  議  員 (二名)    五番  森     嘉  久  君    二十九番  新  居  徳  松  君    ──────────────────────────────────            説明のため出席した者  市長       谷   光 次 君    第一助役     立 石 勝 男 君  第二助役     鍋 島 親 春 君    収入役      満 村 佳 一 君  運輸部長     浜 野 恭 夫 君    水道部長     笹 尾 清 隆 君  競艇部長     野 崎 格 一 君    市長公室長    西 本 信 也 君  総務課長     桜 井   茂 君    人事課長     西 田 素 康 君  市民課長     三 谷   溢 君    会計課長     日 向   高 君  税務課長     大 塚 太一郎 君    民生課長     郡   貴代志 君  国保年険課長   田 渕   実 君    環境課長     高 田 賢次郎 君  同和対策課長   酒 元   光 君    解放センター所長 和 田 英次郎 君  農林水産課長   三 島 利 克 君    商工観光課長   尾 崎 定 男 君  土木課長     野 間 繁 満 君    都市計画課長   森 岡 仁 夫 君  建築課長     湊   静 雄 君    耕地課長     森 谷 貞 夫 君  福祉事務所長   仲 須   賢 君    水道部業務課長  岡 田 典 夫 君  水道部工務課長  中 川   守 君    運輸部管理課長  河 野 忠 久 君  消防本部次長   三 矢 茂 春 君    教育委員長    片 岡   賢 君  教育長      森 本 真 章 君    教育次長     田 渕 公 一 君  庶務課長     歌 川 重 雄 君    学校教育課長   井 関 重 美 君  社会教育課長   橋 本 義 男 君    青少年課長    菊 地 啓 介 君  体育課長     木 下 正 雄 君    監査委事務局長  米 沢 敏 光 君  選挙管理書記長  大 島 嘉 幸 君    農委事務局長   板 東   蔀 君  行政係長     多 田 邦 晴 君    ──────────────────────────────────            議会事務局職員出席者  事務局長     辻 見 誠 一 君    議事係長     黒 谷   需 君  書記       川 上 昭 憲 君    書記       浜 尾 安 仁 君  書記       上 原 恵 子 君    ──────────────────────────────────     午前 十時 九分 開議    ────────────────────────────────── ○議長(岩朝清義君) ご参集ご苦労でございます。 これより本日の会議を開きます。本日の議事日程はお手許へ配布の議事日程表の通りであります。朗読は省略致します。    ────────────────────────────────── △日程第一 市政に対する一般質問 ○議長(岩朝清義君) 日程第一 市政に対する一般質問を続行いたします。 通告の順序に従って質問を許可いたします。 一、市長の政治姿勢について 二、福祉行政について 三、教育行政について             二十七番 横川春市君     〔二十七番 横川春市君登壇〕 ◆二十七番(横川春市君) 一、市長の政治姿勢について 二、福祉行政について 三、教育行政について 以上三問について議長のお許しを得ましたので順次質問を続けたいと思います。 この一の問題につきましては昨日の一般質問の中ですでに各派代表質問、あるいは松本議員の質問においてかなりの質問かございましたので重複するところはさけていたしたいと思います。 また同じような感覚の事項でありましても若干角度も違っておりますし、私は私なりの見解で質問をいたしたいと思いますので市長はじめ理事者といたしましても重複と思われるところはご答弁省略していただいても結構と思いますので一つできるかぎりの誠意をもって明確なるご答弁をお願いいたしたい次第でございます。 まず一問の市長の政治姿勢についてでありますが、今定例議会の冒頭におきまして昭和五十一年度当初予算の方針なり説明を承りましたが、昭和四十八年度の石油パニック資源問題を契機といたしまして世界的なインフレ国では特に狂乱物価と表現されるがごとき相次ぐ物価の高騰が続きまして国民の怒りをかって政府もその対策といたしまして強度の金融引締め総需要抑制策を堅持してまいりましたが、インフレの進行を阻止し、物価を抑制しようとはかり、高度経済成長から、低成長、あるいはマイナス成長へと切替えざるをえなくなりそのために不況を招いて企業の倒産とか、あるいはそれが相次ぎまして雇用の不安定、工場閉鎖、これまあ板野町でも船井電気等がございましたが工場閉鎖、全員解雇、一時帰郷、希望退職等によりまして失業者の増大という社会不安を招来させております。失業者数におきましてももう百万を満たんとしておりまして五十一年には百十万あるいは百二十万になるのではなかろうかと戦後最大の不況だといわれております。 このような日本の政治的あるいは経済的な危機を招いた責任はやはり政府であり、国策のあやまりで行政の責任であろうかと思います。 地方財政の危機を叫んで久しくなりますが地方財政を圧迫している超過負担の問題とか地方交付税特別交付税の増額とかなり地方財政への国の補助なり助成がいくらかは配慮されてきたようでありますが総務課長にお尋ねいたしますが、どの程度増額配慮されておられるのか、簡単にご説明願いたいと思います。 私が思いますのにはそういう配慮が国の方でなされておっても微々たるものでしかないのでないか、従って今次提案されておりますがごとき受益者の適正なる負担増、長年値上げをせずに背負っていたんだから、こういった気持ちで各種手数料公共料金の引上げが大巾に提案されたものと思うのであります。そして市長の市政方針といたしまして強調せられておりますのは国の財政計画を踏まえて本市の予算の才入才出ともに見直しを行い、合理的なそして公正な財政運営を行うことにより長期的な市民生活の安定と福祉の充実をはかることを基本としているということで誠に結構なことではございますが、なにかこう中央政治の意にそうことを立前にしたような感覚を受けるのであります。 たとえば五十一年度の国家予算において地方財政の見直し等について特段の配慮がなされて地域住民の生活の安定福祉の充実をはかるとともに景気の回復に役立つよう地方税、地方交付税地方債等についてを十分考えてくれているような考え方のように受取れますが、そういうことであればなにも他市があげているからといって、しかも大巾になにもかも一度に公共料金、手数料をあげる必要はないのではなかろうか。地方住民の生活の安定、福祉の充実と口ではいいながら政府も先に酒・たばこ・郵便料金の値上げを実施しております。また国鉄運賃をはじめ、バスあるいは私鉄それから電信電話料金、塩の小売価格まであげようと準備をしております。こういうことは枚挙にいとまのないくらい公共料金の値上げが予定されております。また逆に老人医療費の無料制度をまた逆戻りして有料化さしめるというような高福祉高負担を名目に各種社会保険料共済の掛金等も同じですがそれを引上げようとしております。まさに言行不一致であります。国民の福祉優先とか国民と対話と協調の政治をするんだということを吐露いたしました三木内閣でありますが一年を経過いたしました今日、そういった福祉優先といった影が薄れまして足踏み状態といいましょうか、むしろ後退しているやに見受けられるのであります。国鉄運賃とか、そういうようなもの公共料金はなるほど安いという一面、説もございますけれどもこういった公共料金をどんどん引上げていくということは他の諸物価の便乗値上げを誘発して折角落付きを見せております物価の値上げ、悪性インフレを再燃させる恐れが多分にあります。 またわが鳴門市における公共料金の値上げは広範囲にわたるものであり一度にしかも大巾にでてきているので市民生活に大きな負担となり特に庶民、勤労階層低所得層にとっては極度の生活への脅威になります市民生活の安定といいながら逆現象であります。昨日松本議員の質問に対して市長はいままでできるだけあげなかったんだ安かったんだからこの程度の引上げならそのたいした負担にならないからごしんぼういただけると思うとこのような答弁がなされておりますが、市民の一戸当りの世帯からでる財布の口は一つであります。今回の引上げはもうこの際じゃということで、なにもかも一諸にだしとこうとこういったような思いつき的なところがあり、そこらあたりに問題があるのではなかろうかと思うので、総務課長にお尋ねいたしますが、あなたはいろいろそういった議案を作成しておられると思いますが、まああなたはどう思いますか。まああなたもそうであろうと思いますけれどもこういった公共料金のほかに税金、所得税あるいは県・市民税これも今年は減税をやらないとこういっておりますが、これらの税金の負担というものもかなり大きくかかってくると思うのであります。 これは農民だろうと農漁民であろうと中小企業者も同じですけれども特に給与所得者におきましては税負担が大きくのしかかってくる。そこへもっていきましてこういったこの程度ならとおっしゃいますけれども、その他色々な電信電話・国鉄料金こういったものがあがってまいりますので生活はますます困窮し、大変なことになると思います。前に申しましたように色々と高度成長、経済政策とこれからやはりひずみを生じて低成長時代に入ったこの間にやはり石油資源等の問題等がございましてドルがだぶついたことで大企業独占企業は土地を買占めあるいはその当時ものを買占めた、こういうことによってまあ不当な利益をとっておったわけでございますが、これと関連いたしまして当時の田中内閣は退陣したとそういった経済の非常な時にありまして国内でもそういうようなほたもうけをしている。国外ではこの頃問題になっているロッキード事件、こういったことで問題を引起しております。このようにやはり大資本優先の政治、これといまの国政のいわゆる高官、日本の国政をつかさどっている高官、この名前が何十名か知らんがでるとかでんとかいわれておりますがこういった硬直化の問題等これは日本全国民としてなんとかこの疑惑は徹底的に究明してもちいたい。また三木総理といたしましてもそういった深い国民の疑惑はそのまま放置できない徹底的にその真相を明らかにする、このように答えておるわけであります。このような問題はできるかぎり早く一掃してもらいたいと私は思うのでありますが、賢明なる鳴門市長におかれましてはこういった問題は国会だといえばそれでも結構ですが簡単に一つ所信を述べていただいたらと思います。 次にもう一つお聞きいたしておきたいのは、徳島市では一般保育所の保育料の値上げ、大体倍額ということでこの議会に提案されたということでこれは徳島新聞に一昨日付で載っておりましたが、そういうような大巾引上げは困るなんとか引上げしないようにという反対署名をとりまして市当局に陳情するとこういうような記事がのっておりましたが、鳴門市の場合はこれは幼稚園の保育料の値上げ、これは約二、五倍程度になるとまあこのように聞いておりますが、一般保育所につきましては今回は値上げをされないと理解しておりますが、まあ市長ならびに担当理事者よりご答弁をお願いいたしたい。 次に第二問の福祉行政についてでありますが、主として保育所の増設について、この問題につきましては同会派室津議員から同様質問要旨の通告がだされておりますので譲ることにいたしたいと思います。 第三問の教育施設の充実についてでありますが本市の教育行政については特に市長の深い理解と情熱により学校増改築等施設の充実については年次計画的に強く推進してその実をあげていることは本市教育振興のため誠にこ同慶のことと思うのであります。今時当初予算におきましても苦しい財源の中から引続き学校の増改築、教育機器の設置等について重点的に配分いたしておるようでありますが、その中に小学校のプール建設についてはまったくふれられていないようでありますが、このことについてはどうなっておられるのか、どのように考えられておられるのか、まず担当理事者のご答弁を求めます。以上で答弁によって再問いたします。     〔総務課長 桜井 茂君登壇〕 ◎総務課長(桜井茂君) お答えいたします。 まず使用料・手数料の件でございますが、使用料の見込みといたしましては値上げによります増加額が二千九百万円でございます。手数料は二千六百万で合計いたしまして約五千五百万でございます。それから国が地方の財源措置について特段の考え方をもって措置しておるということだがどういうことかということでありますが、まず地方交付税も国税、三税の落込みのかなり低いことはみなさまもご承知のとおりでございます。その落込み分につきまして国は国債をあてております。そして地方団体につきましても市長が冒頭申し上げましたように地方財政計画に基きまして市債を認めております。その市債の大きな面は予算書に明記してございますように地方道路の改良整備にあてております。 それから譲与税でございますが地方道路譲与税というのが新設されてこれが二千万円でございますが、これが鳴門市に配分される予定でございます。そういうように地方財政計画については政府も地方財源について考えられておられるということでございます。 特別交付税におきましても本来ならば本市のような状態のところでありますと非常に割当てられにくい状態でありますが、特に配慮願って前年を若干オーバーしております六千八十万円が交付されております。 それからあらたにということでございますが、そういう義務負担的なこと等自分にかかってくるものにつきましては私も高いよりか低い方がよろしゅうございます。しかしそういう低くくって色んな地方行政が行えるならばそれにこしたことはございませんが、市長が冒頭るる申し上げましたように鳴門市におきましては産業の振興都市計画、港湾道路、河川、排水路の改良事業それから教育施設の充実ともろもろ述べられております事業が残っております。そして市民の福祉増進のためにはそれはやらなければならないものでございます。そういたしますとそれらにかなりの財源がいるとすればやはり応分の市民の負担を願うことはやむをえん措置でないかと考えております。以上でございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) 小学校ブールについてお答えいたしたいと思います。 いま八ケ所八校だけプールができておらないのでございますが、大体三千万位現在プールを一つこしらえるのにかかるわけでございますけれども、いま低額の補助で三百五十万か四百万位か補助金がつかんわけでございます。前々は起債が三千万の内三百万の補助といたしますと二千七百万については七割五分の起債がついておったのでございますが現在は起債がつきません。従いましてプールをこしらえるといたしましても丸々二千七百万円を市が投資しなければならないようなことで予算を組む前に事前に市長の方と相談いたしまして当分待ってもらおうじゃないかということで必要性は十分認めますけれども今回の予算に限り予算要求を差し控えたわけでございます。     〔福祉事務所長 仲須 賢君登壇〕 ◎福祉事務所長(仲須賢君) 保育料のことにつきましてお答えいたします。 保育料は幼稚園のような使用料と違いまして負担金ということになっております。従いまして児童福祉法の第五十一条によりまして市町村の支弁という項目の中に市長が福祉措置をした児童の保育に要した経費ということで保育所を運用するのに最低基準に定められております必要経費は扶養義務者から徴収しなければならないという、こういうような法律でうたわれております。従いまして保育所を運営するにつきまして事業費、人件費、管理費、事業費につきましては一般生活費、給食の材料、炊事器具関係、光熱水費、児童災害費、それから人件費はもちろん所長以下保母調理員その他の職員を含めております。管理費は保育所の管理に必要な諸経費それら全部運営するのに必要な価格につきまして保育単価という形で国から三才未満児、または三才以上児とわかれましてまた定数の六十人とか九十人とかいう型、甲地、乙地と色々とその詳細にわかれまして保育単価として一人当り三才未満児三十人の場合三万七千位、毎月補助がでております。それから四才はそれが二万七千位、一才の場合一万七千位とそれだけの国から補助金が参っております。その総経費の八割を国が負担し、一割を県が負担し、市が一割を負担すると八・一・一の割合で三者がもっております。その中で徴収基準額表というのを国が定めそれぞれの計算で保育料を徴収しておる状態でABCD階層でAの階層が一、二、三とございます。Bの階層が一から七までというふうにわかれ、A階層は無料B階層は市民税の課せられてない世帯これがB階層、それからC階層が市民税のかかっておる世帯、これが一、二、三とわかれております。均等割、所得割ということでわかれております。D階層が所得税のかかっている所帯ということで一から七までわかれてそれに固定資産税等も加味しまして保育料が国から徴収基準額表として毎年定められております。それでその基準額が毎年毎年変っております。五十一年度の徴収基準額はまだきまっておりませんが、おっつけ県の方から指示があろうかと思いますがいまの予定は国の徴収基準額があがりますとそういうあがっただけの分は保育料もやはりあげるという原則に従って進んでいきたいと、ただし現在の保育料はABCDのワン・ツー・スリー・フォー迄は基準のとおり、徴収しておりますが、五、六、七はある程度国の基準よりさげておりますができるだけ国の基準に近い額になおしていきたいという予定にしております。その理由はやはり幼稚園や小学校の義務教育的に皆んながいくのでなくして一部の人だけが利用していただいておりますのであくまでも受益者負担を原則としてできるだけ市の持出し、超過負担を少なくしていく方法でいきたいとかように考えております。 ○議長(岩朝清義君) 小休いたします。     午前 十時三十九分 休憩     午前 十時 四十分 開議 ○議長(岩朝清義君) 再開いたします。     〔二十七番 横川春市君登壇〕 ◆二十七番(横川春市君) ロッキード事件を持出しまして、これは市長これ一国民としてどのような見解を述べられるか、差し支えなくばとこういう質問でありましてなぜこのような問題、これはもう国政の問題でないかといえばそれまでですが、このようにやはり国民一人一人がそういった政治不信というものを抱いておるわけでありますが、そういったこの国民の疑惑をやはり早く解明してもらいたい、とこれは全国民の関心を示しておるところでありますが、このように少なくとも疑惑を招く種をまいている資本、大資本ですが、大商社と国の政治をつかさどる為政者等の癒着から生まれてくる政治不信等が問題にされるわけでなかろうか、このように思うわけでございます。 すべて政府が悪い、信用がおけないということではありませんが、こうした中央政府政権にたいして市長はなんか中央からこういってきている地方財政についてもこういう困窮の原因がやはり色々とありますけれどもそういった国が地方財政の困窮にたいして援助するとか超過負担の解消の問題とかそういった問題にも大きな原因があるのではないかと、ただ単に国からこういってきているからというようなことではなしに、住民の福祉の充実ができるようにもっともっと積極的な国の援助を要請するなりまた国庫補助の増額を強く要請するなりいたしまして市民の各層すなわち農漁民や中小企業者非常に不景気で困っておりますが、中小企業者にたいしましても温かい融資の手をさしのべて急場をしのげるような援助策また農漁民、庶民階層に生活の向上と福祉の増進が後退するのでなく、もっともっと前進するように一つ強く国および県に働きかけていただきたい。私達もこういった要請を国の方あるいは県にもだしてお願いし努力をいたしたいと思っておるのでございますが市長も市民の先頭にたって一つこういった問題もなお一層ご努力いただけるよう強く要望いたしましてこの問題を打切るわけでございますが、また審議の過程におきまして色々と詳細についてまた質疑する過程がありますので以上要望を付しましてこの件については質問を打ち切ります。 また関連いたしますけれども保育所の問題、保育料、保育料は徳島はあがるようだけれども鳴門はいまのところあげるようなことはない、しかしこれは色々国の基準があって措置費を国に近い方法、あるいは超過負担がかからないような方法で基準に近い方法で今後考えたいというようなことでございますが、なにかこうそうなるとやはり値上げにつながっていくのではないかとある程度負担を願わんなんと一つ気にかかるんですが、やはりそういう超過負担はなるほど受益者に負いかぶせるということもございますが、これらについては一つ中央に働きかけてもらうというようなことで、できるだけ市民の生活安定、負担増をかけない方向に進んでもらいたい。 また保育所の増設とこれは今後やはりますます市民の希望といおうか要求、要望は高まってくるのではなかろうかと、例えば成人式に約千名前後の鳴門市に該当者がございますが、これは結婚すれば大体千人位新しい子供が生まれるこれは簡単でございますがそういうように算用いたしますと三年後には三千人の乳児、あるいは幼児の保育が今後必要になってくる。また社会情勢から見ましてもいわゆる核家族とか、そういうようなことで新しい家庭に住むとそうするとやはり生活の向上少しでも文化的な生活、生活水準をあげようとすると共稼ぎという傾向がますます深まってくる、ということになりますとやはり三千人が新しく生まれてくることによって乳幼児このうち保育にかけない児童があるといたしましてもほとんどがやはりこれからの状態、すうせいとしては保育が必要とされるそういった社会情勢に進んでいくのではなかろうか、こういうように考えますので一つ高負担低福祉にならないように一つ公共料金というものはなるべく安いということでありがたみもあり、ねうちもあることでありますので、できるかぎり負担を軽くしてそういった福祉優先、市民の福祉増進のために一段とご努力を強く要望する次第でございます。 あまり保育所の問題をいいますと、せっかくゆずったのがなんにもなりませんのでこのぐらいでこの問題は打切ります。 それからプールの問題でございますが、さきにこれは去年かおとどしであったと思いますがやはり総需要抑制策によってプール建設については補助金がもらえないとやはり校舎あるいは屋内運動場そういったものがさきだ、いわゆる金融引締、総需要抑制という国策が打出されてから.バタッとプール建設がとまったとこのように私も記憶し、理解しておりますが、さきほどの答弁もそういうことでやはり今回の当初予算にはでておらないと、これはそういうことでありますならばですね、当時の教育長の答弁は国庫補助が認められるようになったら黒崎校は優先的に中心地旧撫養町でありますし、プールがないので優先的になんとか早く考えてみよう、また国の補助の方は総需要抑制下であるけれどもなんとか考えてもらうように努力してみよう、こういうご答弁があったと気憶しておりますが、また色々市長の市政方針の中にありましたように今年が景気調整の最後の年である、ボチボチ景気も浮揚し、上向いてくるのではなかろうかと、こういうように述べておられますが、そういった総需要抑制策がいつごろ終止符を打つような見通しなのか、もしまた、いまやはり教育の振興のために非常に熱情をもたれて校舎の改築をやっておりますが、残っておるところもございます。校舎なりそういった面、またもう校舎も体育館も幼稚園もあるいはプールも全部終って非常に恩恵を受けている学校、まだ校舎も改築されていない学校、校舎はとうにできているけれどもプールはできていない、ここ二、三年足ぶみしている。そういった教育の機会均等がアンバランスになっておるという問題これにつきましてどのような計画を組んでいかれようと考えておられますか、またそういった見通しにつきまして一つ再度ご答弁をお願いいたします。 ○議長(岩朝清義君) 小休いたします。     午前 十時五十二分 休憩     午前 十時五十五分 開議 ○議長(岩朝清義君) 再開いたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 ちょっといいにくいことでございますが、横川議員は理事者に簡単明瞭に答弁せいとこういう要求でございますが質問ももっと簡単明瞭にやっていただきたいと思います。なにを聞かんとするものかそれをしっかりとはっきりとやっていただきたいと思います。えらい失礼なことを申しまして申しわけございませんがどうぞよろしくお願いいたします。 プールの問題プールこれは児童の体位の向上のため必要な施設であるということは私は承知いたしております。できるだけ早く各学校にプールを一つずつ、つくりたいもんだということは考えておるのでございますが、プールの利用期間というものは四十日位のものであり、なくてもしんぼうできるものでそれよりか教育機器の問題あるいはその教室の問題、体育館の問題これが急ぐんだということで市内の学校をみますとすでにできあがっておるところもあるしまだまだ全然手がついていないところもある。ことに視聴覚教室のできていないところがたくさんあるのでこの視聴覚教育こそはできておるところとできておらんところ、これは学力の差ができる恐れがあるのでございます。これこそ教育の機会均等ということを考えなきやなりません。そこで今回も思い切って教育機器の方へ予算を投入いたしまして全市の学校に視聴覚教育をそろえてしまおう、こういう気持ちで予算を組んでいるのでございます。 体育館のまだできていないところがありますのでこれも早くつくらなければなりませんし、財政非常に窮屈なところでしんぼうできるところはできるだけしんぼうしてもらう。こういう気持ちでプールはいま見送っている次第でございますが、財政融通がつきますればできるだけ早い機会にこれをつくりたいと考えておりますので一つご理解いただきたいと思います。以上でございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) いま市長からああいうご答弁をいただきましたので特に教育につきましてはご高配いただきまして教育委員会といたしましても非常に感謝いたしている次第でございます。従いまして市の教室、視聴覚教室等の整備が終わりましたらその時にはお願いいたしたいと考えております。     〔二十七番 横川春市君登壇〕 ◆二十七番(横川春市君) 市長の答弁で簡明に明確に答弁せよというてもなんか巾が広うてなにを答弁するのかちょっとわかりにくいとこういうことでございましたが市長に答弁を求めておった事項は     〔議長「簡単にしてください」〕あまりないのでありまして結局そういった公共料金の値上げがこのたびたくさんでておりますが、この問題につきましては超過負担の解消の問題とか国庫補助につきましてなお一段のご努力を強く要望するというこういった程度を申し上げております。でその点につきましては一つただ単にもう財源が苦しいので市民に負担を願うんだということもわかりますけれどもやはりそういった国・県につきましても超過負担の解消とか国庫補助の増額この問題につきまして住民福祉の優先を一つできるようなことで一つご努力願いたいこういう要望をしたわけです。そのように一つご理解いただきたい。 プールの問題につきましては校舎あるいは体育館の建設がさきであると、あるいは教育機器の充実それらがさきと考えるのでいまは見送っておる。こういうことでございますが、やはりできるだけ早い機会にこのプール体位の向上等を見ましてやはり機会均等を得るようにプールのできていないところもできるだけ早い機会にこの点について一つ考えていただきたい。このように要望を入れまして私の全質問を終わります。 ○議長(岩朝清義君) 小休します。     午前十一時    休憩     〔議長 退席 副議長着席〕     午前十一時二十分 開議 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。 一、公有財産の管理について 二、競艇事業について 三、教育行政について             十四番 開発外之君     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) 通告の順序に従いまして逐次質問したいと思います。 冒頭にあまりもうごじゃごじゃいう議員のいうことはきけんのじゃと理事者はきかんのじゃと、そのようなことを巷でいいふらし、また聞くことがあるんです。どこからそんなようなあんまり質問したりごじゃごじゃ理事者に意見をはく議員のいうことをきけんと誰がそういうことをいいだしとんのか誰かその点一つ市長に答えてもらいたい。それから一番目の問題でございますが市有用地で特にここで私がお答え願いたいのは国・県そういうところにどのくらいの面積でまたそれは有償でどのくらい面積を貸しまた賃借料、また無償ではどのくらいの面積を国・県に貸されているのかまずこれをお教え願いたい。そしてまた市がきくところによりますと学校用地にまだまだ借地があるそうでありますが、それに対する賃貸料というのですか、どのくらい面積どのくらいまた金額でどのくらいあるのかこれをご発表願いたい。 次に競艇事業につきましては現在の臨時従事員はどのぐらい必要なのか、そしていま現在はその臨時従事員はどのくらい数があるのか、また臨時従事員の身分等についてお教え願いたい。 あわせてこのたしか正月レースと思いますが当然アルバイトを雇われたと思いますが、何名のアルバイトを必要として募集されて通知をだされまして現実は何名が参加されたのかその数字等もお教え願いたい。 三番目の教育行政につきましては、まず幼稚園のことでちょっと幼稚園を一つ取上げてみたいと思いますが、必要欠くべからざる遊具の取替え等について、また新設等についての経資はどのくらい使われているのか。それとある幼稚園で総合遊具の予算をある幼稚園のために総合遊具の予算をたしかたてられたと思いますが、その時期はいつごろであったのか、そしてある幼稚園がその総合遊具を寄付した時期、教育委員会へ寄付を申し入れた時期その時期等をお教え願いたい。 それからこれは教育委員会も知っていると思われますがある中学校でクラブ活動に必要な機具を競走会ヘ寄付を申し入れさせた、というようなことを聞くのでありますが、そのことについて教育委員会は知っておられるのか、またなぜそのような行動にでられたのか一つ委員会での見解をお答え願いたい。お答えによって再問いたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) 最初に私からお答えいたします。     「発言取り消し」 その他の質問につきましてはそれぞれ担当課長の方からお答えいたします。     〔会計課長 日向 高君登壇〕
    ◎会計課長(日向高君) お答えいたします。土地および建物の国および県にたいします貸付けの内訳でございますが国にたいしましては土地で五件、面積で二千八百九十二・五六平方米でございます。建物では一件二百十九・八平方米でこれは全部有料でございます。この使用料につきましては年間四十一万四千百九十二円となっております。 おもな貸付先は税務署、法務局の鳴門出張所でございます。次に県にたいしましては土地が二十一件、面積で一万六千百三十九・八五平方米でございます。建物が一件で百二十九平方米、このうち使用料をとっていますのが三件でございまして面積は九百四十三平方米でございます。金額は年間で五万二千二百円でございますが残り十八件が全額無料となっております。三件の使用料収入はいま申し上げましたように五万二千二百円でございます。おもな貸付先は警察官待期宿舎用および小鳴門橋管理事務所ならびに色々なところの駐在所等が貸付先となっております。 使用料のアップにつきましては国および県にたいしまして再々要望してございますが国におきましてはある程度毎年認められておりますが県につきましては無料の分につきましてはまだ実現を見ておりません。以上でございます。     〔競艇部長 野崎格一君登壇〕 ◎競艇部長(野崎格一君) お答えいたします。現在の従事員数でございますが、男子九十七名、女子が八百四十三名計九百四十名でございます。 必要数でございますが、女子従事員につきましては約二年間一名も採用しておりませんので現在の八百四十三名がそのまま確保されれば現在の売上げ状態であれば現在数でいけると思っております。 それから身分でございますが現在自治省あたりから明確な回答はでておりませんが日々雇用の一般公務員ということで全競艇場はそういう扱いをしております。 それから正月レースのアルバイトの雇用でございますが、正月レースには七十八名の人に通知をだしまして実際に希望者がありましたのが二十八名でございます。これを七十八名は能率面を配慮いたしまして一般から募集せず現在競艇部の記銀に残っております経験者というようなことでその中から各投票所で必要数を一応まとめました数字が七十八名そのうち事情によりまして二十八名ということになったわけでございます。以上でございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) お答えいたします。学校の借地料については五十一年度当初予算におきまして幼稚園で六万八千円、小学校で百七十四万六千円中学校で九十二万九千円合計二百七十四万三千円計上いたしております。幼稚園の備品購入費では五十一年度で二百五十万円遊具の寄付申請は一月六日PTA会長名で、収監が一月十二日受取りいたしております。 それからある中学校でクラブ活動に必要な機具を競走会でというお話しでございますがクラブ活動でやっておりますブラスバンドなんかにつきましては過去におきましてはインターハイの時とかあるいはこの間リューネブルク市からきた時など色々関係者がお世話になりまして競走会から寄付をいただいているような次第でございます。     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) 再問いたします。 冒頭に市長からちょっとあの答弁、私もさきほどの誰かでないけど私の主旨がはっきりわかっていただけなかったんだと私はあまり理事者にたいして色々な意見や、ごじゃごじゃ質疑した人にたいしていうことを聞くなよと聞けんわとだまっておる人のほうが聞けるんじゃとこういうことが理事者の中に流れて.おるのでけしからんな誰がほんなことをいよんなということを市長にお聞きしたので質問の長いのを云々でないのですけれどもその点もういっぺん市長お答え願いたいと思います。 用地の問題いま会計課長からこれは市長にお尋ねするのでありますがあのようなおおざっぱな数字がでたわけですけど特に無償の件について県の問題がでました。国の問題は過去に参議院で地方自治そのような苦しいそのような地方自治の市有地を無償で借りているけしからんではないかという、そのような議員の質問の中から当時の理事者は今後そういう点はないようにする。いまききますと金額の問題はちょっとわれわれはいえませんが有償である程度入ってきているというようなことが発表がありましたが特にここで県においてはまだまだおおざっぱで二十一件の内十八件というものがまだいまだに無償で使われている。特に私の資料によりますと小さな問題でありますが、その一部の中に小鳴門橋の入口にありますあれなんというのですか、検問所、料金回収所あすこなんかもただで借りていると、そして市民から金をとっている、鳴門市の市民の金をとられるとこ、極端にいうとただで借りて金をとっている。どうもけしからんと思うんですけど、この点につきまして市長はどのように考えているのか、十八件にのぼる無償にたいしてどのような要望をだされているのか、そのへんのお考えをお答え願いたいと思います。 次に競艇部長のお答えの中に正月レースの時のお話しがでましたけど、アルバイトの雇入れを七十八名通知をだしたところ現実は二十八人しかこなかったしかしそれによって当然正月レースは行われたとこのような発表がありました。ここに私は一つお尋ねしたいのは一般上司としましては当然七十八名に通知をだされたということは絶対この数が必要だとこのような考えのもとにやられたと思うんです。ところが二十八名、その二十八名でも実際は運営できたということはいかに競艇部があいまいな人員の雇いかた、アルバイト雇いかたをされているのでないかと、このように私は感ずるわけなんですが、五十名の違い、このような数字で正常な運営ができたんだろうか、この点もう一度部長にお聞きしたいと思います。 次に教育行政の教育長のお答えの中でさきほど総合遊具これはたしか昨年の十二月の議会で私はこの質問をしましたところが市長はよく検討して考えましょう。このようなお答えがでてその後仄聞するところによりますと当初予算には一つのせて組んでいく、このような委員会でも答えがあった。ところがいま教育長の休憩中のお話しではでてないとなぜそれをださなかったのか、それもーつお答え願いたい。 それからクラブ活動で必要な機器を競走会に申し入れたとここで一つ私が問題にしたいのは、またお聞きしたいのは当然クラブ活動の備品というのは必修科目である以上市がまかなうべき、また設置すべきものであってそれを学校側の先生みずから競走会へ寄付を申し入れにいくというこういう行動にたいして教育長はどういうように考えておられるのか、思われているのかこれを再度お聞きしたい。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 さきほどちょっと聞き違いしまして的はずれの答弁をいたしましたことは取消しいたします。 お話しのような暴言を吐く職員は私は一人もおらんと私は思っております。 それから国や県にたいする土地の貸与の問題でございますが、ご指摘のように無償貸与がだいぶんありますし賃借料にしましても非常に安い賃料で貸しているのがございます。これは財政法違反になるのでございますが、私は県の方へ強く要望し国の方へも国の本省の方はそういうことはないのでございますが、出先の方で安く値切ればよいように思っているのではないかと思いますが適正な価格を払ってもらうようにお互いに財政非常に硬直している時だからそういう賃貸契約については適正な地代を払っていただくように国や県の方へ強く要望いたしたいと思っております。ご理解いただきたいと思います。     〔競艇部長 野崎格一君登壇〕 ◎競艇部長(野崎格一君) 正月レースアルバイトの七十八名と二十八名の差の五十名について競艇部の運営がずさんでないかというご指摘についてお答えいたしたいと思います。 ご承知のことと思いますが最近の競艇場女子従事員の採用については非常に難しい問題がございます。アルバイトといえどもそういう問題がございますので特に正月レースのアルバイト採用につきましては現在までの経験者という条件にしぼりましたためにそういう二十八名という数字になったわけでございますが、必ずしも二十八名で満足だというわけではございませんがそういう色々の難しい問題を配慮してそれでしんぼうしたということで、しかし正常な運営をするためには適正な人員配置とか、登用業務の運用をしなければいけないということで配置面で人員の配置面でそれをカバーいたしますし、また好ましい条件でございませんが発売時間を多少延長してレースその他運営に支障をきたさずに六日間のレースを一件のトラブルもなしに終了できたということでございます。以上でございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) お答えいたします。 総合遊具にたいしまして教育委員会では昭和五十一年度の当初予算要求は提出いたしたのでございますが、予算審査前の五十一年一月六日に寄付申請書をいただきまして決裁をまわしましたら、そのご好意を受けるという決裁がおりましたので一月十二日に関係者に連絡いたしたわけでございます。 それからクラブ活動のことで校長が直接競走会に頼みにいったというようなことについては、いま委員会の方は報告を受けておらないので先生が申請にいったということも聞いておりません。 そういうものについて具体的にどういうことを頼みにいったのかその内容も聞いておらないのですが、恐らく教育に熱意のある人でなければ熱意をもってぼくは頼みにいったのではないかと思いますが、こういう行動について本人の熱意というものについてはとがめる筋合いのものではなかろうかと思いますけれども、やる方法として一教員がいたとするならば校長を通ずるか、あるいは教育委員会を通すとか色々方法があったのではなかろうかとかように考えます。     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) まず用地の件につきましてはだいたい市長の答弁で満足するものでありますが格段の努力を要望するものであります。 ただ一つ私聞きもらしたのか、さっき会計課長の報告の中に国の方はほとんど、ほとんどでなしに全部多少なりと有償になっていると、私ここで一つお聞きしたいのは私の方のこの資料によりますと職業安定所というのですか、いま撫養駅の前に移転されている、たしか国の出先機関と思いますが、どこのあれですか、県の場合は十八件、二十一件のうち十八件が無償である国の場合はほとんど有償だと聞き、たしかあれの知っている範囲では無償と前回も無償であったところが移転先の今回の土地も市が提供している、国の方ではさきはど市長のお答えの中で国の方はそのようなことのないようになったというようなお話しであったんですが、たしかあれは国の出先機関だとその点会計課長どないなっとんかちょっとお答え願います。その点につきましては答弁だけで再問はいたしません。 次に競艇部長にさきほどのアルバイトの件で配置等をよく考慮してしんぼうしていずれにしてもそれでいけたというようなお答えがあったわけなんですが私はここで感ずることは財政困難のおり少しでも少ない人員で効果をあげることは一般においても地方自治においても変らないと思うわけでございます。そのようなことができるのであればもう少しそのような配置ということをいま一度考えられて少ない人員でこれはできるのではないか、あなたのお答えでそのように感じたわけですが、この点につきましては再問をさけますが、そのような今後少数の人員で効果のある人員配置を考えて運営をしていただきたいと強く要望してこの点は打切りたいと思います。 次に教育長にお尋ねしたいわけですが、私はここで非常に不満に思うことは、私はかねがね父兄負担の軽減このようにいつも声を大にして叫んでおりますが、総合遊具は長年の懸案でありまた二年、三年積立金をしてまでその総合遊具を買おうという熱意、また当然教育委員会でも昨年の十二月でその遊具の必要性も認められた、そのような中で当然いまお話の中で予算もたててみたところが、ありがたいそういう寄付があったのでそのようにしていただいた。そのようなお答えがあったわけですが、本当に教育長は父兄負担の軽減を、また特に幼稚園におきましては遊具等は必要だと教育上欠くべからざるものである。このように考えておれば当然市の予算でやるべきでなかったか、たとえそのような寄付の申入れがあってもいま、もう予算をたててしもうてやるようにしておりますとこのようなお話しがあってもしかるべきで、ところがあなたはありがたく頂戴と、すぐ善意にあまえる。このようなことでは非常に鳴門市においてますます寄付行為も盛んになり、その寄付行為もみずから善意であればいいのですが、今回のこの総合遊具につきましても廃品回収、あるいはそれぞれの品物を持寄りまして前にも申しましたようにバザーを開いてそのお金の収益をもってあてると元来のPTA活動と離脱した傾向に走っていると、このようなことを私も過去に指摘しましたが、まだ教育長はいまだに善意の寄付、ありがたく項載、その気持ちはまだまだ変らないのか、その点いま一つお答え願いたい。 そして中学校のクラブ活動の器具の問題でございますが、それは先生の熱意だろうとこのようにおっしゃる。私はその熱意がなぜ委員会の知らないところでそういうことが行われているかと、それはさきほどもいいましたようにあなたがすぐその温かい父兄の熱意に甘える。ご寄付を抑ぐ、そういうあなたの体質を学校側が見抜いてどうせいったってしてもらえないだろうということがその寄付に走っていく傾向にあるのではないか、このように思うのですが、この点教育長はどのように思いますか、この点お答え願いたい。     〔会計課長 日向 高君登壇〕 ◎会計課長(日向高君) お答えいたします。 職業安定所につきましては県の労政事務も同じでございますが国の財産を県知事が委託されておりますので県の方へはめております。安定所は無料でございます。以上でございます。     〔教育長 森木真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) お答えをいたします。 市の財政が十分豊かであればですね、なにもかも要望があるものをすべて市でやるのが理想的ではございますけれども、しかし現在の社会思想の中において自分の利益ばかり考えないで国家社会とか地域社会とか地域のためにやろうというようなそういう精神は尊いものでございます。 従いまして国では紺綬褒賞とか市では多額の寄付をしていただいた場合には記念日には市長褒賞とかいうようなことをいたしておりますが、やはり自分は損をしても国家社会につくす、あるいは地域社会のために人のためにつくすというようなことは学校の教育の中におきましても子供達にそういうことを教えておりますし、自分だけよかったらええんじゃというような考え方では世の中はうまくいかないと思います。従いまして理想的には市でまかなうべきでございますが、最近市の方の財政困惑いたしておりますのでそういう尊い寄付申請がございましたので市長部局の方へ書類を回しましたところ好意は受けるべきであるということで、心よくありがたくご好意を受けたわけでございます。 それから教員が競走会へ直接頼みにいったということは私の方では連絡を聞いておりませんので具体的にどういうことであるかということがわかりませんので、さきほどお答えした内容ぐらいしかお答えできんのではないかと思いますが。     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) 冒頭に教育長はよく私の質問の主旨をよく考えて答弁していただきたいというのは、あなたのおっしゃった自分の利益だけを考えるのでなくそのようなことちょっと答弁でおかしいと思うんです。というのは幼稚園、私がいいましたのは総合遊具、設置基盤に入ったその遊具です。それをその自分の父兄が寄付することが自分の利益を考えないということとどういうように結びつくのか、その点私もちょっと頭が悪いのでさすがやっぱり専門家の教育長なので自分の利益だけを考えない学校の備品を当然市がすべき備品を父兄が寄付することは自分の利益だけを考える人でないというのが、どういうふうに結びつけるのか懇切丁寧にお教え願いたい。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) お答えいたします。     「発言取り消し」 そして国の予算とか、県の予算でやるべきであるとそういうようなものをやはり地元負担というようなもので実際に世の中でやっておるようなものでございます。しかし学校の備品等につきましては無論たとえばピアノ等で父兄が百周年の寄付をしていただいたり、そういう尊い、本当にありがたいことがたくさんございますが委員会といたしましてはそういう本人の自由意志にもとづくありがたいご好意にたいしましてはありがたく拝受いたしているのが実情でございます。 しかしそういうような善行ということはなかなかできるものではございません。従いましてですね国のため、あるいは地域社会のため私財をなげうってそういうことをなさったかたにたいしましては国や地方団体でやはり褒賞して感謝を申し上げるというのが現在の制度上ございますし、そういうことはですねいけないというようなことではなかろうと思います。      〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) 再問いたします。 教育長あのかみおおとらん点、色々ありますが一つ的をしぼり撫養幼稚園の遊具、市でかった遊具はなにとなにか、現在までに揃えた遊具の金額、市がそのうちどれとどれを市が買ったのか、あなたはそのうちの遊具、市の支出した遊具のうちのどの部分が父兄のいまあなたのおっしゃる論法のありがたい善意の寄付か一つお答え願いたい。 ○副議長(遠藤将弘君) 小休いたします。     午前十一時五十五分 休憩     午前十一時五十六分 開議 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) 撫養幼稚園の遊具につきましては、たとえばジャングルジムなんか非常に古くなっておりまして私も幼稚園へ危ないから子供に使用ささないようにしてくれと申したことがございますが総合遊具をいれる前までの遊具につきましては私が教育長になってから買ったものでなしに前の朝野教育長時代に、いま急にそういう質問がでましたので調べてみなわかりませんが恐らく善意による寄付かあるいは市から金をだしたものにいたしましてもやはり耐用年数ですね。十四、五年から二十年ぐらいあるものですから私が教育長になってから市費で買ったという記憶はいまのところございません。そういうことでございます。     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) ここで市長にお尋ねしたいのは、いま教育長はゆゆしくも自分の教育長になってからはないと記憶にないということ、これ事実なんです。それなのにいまの教育長になってからはですねすべてが善意でまかなうという、このような方式に切り変ったと思われるようなふしがあるというのはたとえばいま撫養幼稚園の例をだしました。教育長は調べてみなわからんとおっしゃったが実はそのとおりなんです。過去においては一部は父兄が、いうまでもなくそのような不良品にたいしましてはもう財政の許すかぎり、もちろんかなり年数もかかりましたがかえてきておりました。ところがそれをなんぼいってもしてくれないので、いまいいましたようにいまの教育長になりましてからはどうもさっき口ではあの言葉で後援会じゃないけど善意の寄付の後援会をやっているのではないかと思われるふしのあるごとくとくにそれに同調したのは撫養幼稚園のPTAだとこのように思うわけです。市長この点についてほとんど私はただ断言するのではございませんが資料によりますと全市の幼稚園の中でその最近たった一部は市長の配慮によって当然総合遊具については市がもつべきだという考え方から市費購入というものはかなりできております。しかしいままでの以前にたった幼稚園につきましてはいま一つの例をあげましたが撫養幼稚園につきましてもほとんど父兄の負担によってまかなわれております。で私はさきほどいいましたように、総合遊具につきましてもこれは恐らく市長の英断によって今回ははじめて市の予算によってできると、このように思っていましたが、いまだにさきほどの話しを聞きますとせっかく寄付してくれるのだからもう予算をとばして受けんかとこのような指示があったと聞くのですが、その点について市長はそのようなあれがあったんか一つお答え願いたい。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 幼稚園のみならず学校の備品についてはこれは市の方でまかなうのがたてまえでございます。しかしその学校の数が多いので各学校に十分な予算配分もできませんので、PTAの方で好意的にその寄付をしてくださることがあるのでございます。その寄付を受理決定は私は時々見たことがございます。私自身も寄付を頼んだこともあるんですが、これはそのドイツの学生がきてここで音楽会をやった時に一中と二中のブラスバンドの経費をまかなうために市が二百万、競走会に二百万、これは私が運輸省の方へ直接交渉して許可をもらって競走会から出してもらったことがあるんでございますが、原則として寄付を強要するような個人に寄付を強要するようなことは私はやるべきじゃない。好意的な寄付は喜んでお受けするけれどもこちらから個人に割りつけて寄付を求めるということはこれはやるべきでないと幼稚園でだんだんと寄付をしておられるようでございますが、これは好意的に寄付をしてくださっている、これをその市の方で受理決定しているような状態でございます。私も詳しいことは存じませんが私はそういうふうに考えているのでございます。以上でございます。     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) 再問いたします。 いま申し上げましたのは撫養幼稚園にたいする遊具はすべて父兄によってまかなわれているいままでだから当然十二月の市長のお答えの中から考えても今回は市費でやってくれるとこのように期待していたわけなんですけど、いまの答弁ではちょっと私もわかりにくかったのですが、やはり依然としてこれは撫養の場合に限っては好意は好意でずっと備品は続いていくのか、備品購入にたいしましては、その点ちょっとお聞きしたかったのでその点もう一度市長にお答え願いたい。撫養に限りいまだにそれが続いているということにたいして一つお答え願いたい。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 撫養幼稚園を現在の位置へもっていったのは私が市長になってからでございますが、その時の備品は市の経費でまかなったと思います。もってきたのもありますが。 だいたい学校の備品というのは原則として市がもつべきであるけれども、さきほど申しあげましたように市が十分な予算を回せないもんだから父兄の方でものたりなくて寄付してくださるかたもあるのでございます。そういうご好意にたいしましてはありがたく頂戴しているこういう状態でございますのでご理解いただきたいと思います。     〔十四番 開発外之君登壇〕 ◆十四番(開発外之君) いくらやっても限りがございませんので、このあたりで質問を打切りたいので最後の要望を強く付したいと思います。 なるほど善意の寄付ということはよくわかりますが、市長がいわれましたように基本としてはまず備品等は特に幼稚園あるいは小中学校におきましては備品は市で購入するのがたてまえであるとあなたがおっしゃるようにたてまえだけでなしに事実その全額市費でやるべく努力していただきたい。この点要望になりましたがその点約束できるかお答え願って再問はさけたいと思います。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 さきほども申しましたように備品については原則として市費でやるべきだと、しかしたとえば学校の改築をしたりしますとこんな立派な学校をこしらえてくれたんだからといって好意的に後援会だとかPTAの方から寄付してくださることがあるんでございます。そういう善意まで禁止するのはこれはよろくないと、善意はありがたく頂載し学校の特にその学校を指定してもらって、たとえば撫養小学校の備品としてこれを寄付する。こういう申し出がありましたなら私の方はありがたく頂戟し撫養小学校へそれを備えつけている次第で原則としては市費でやるべきだと、しかし自発的な善意の寄付はこれはありがたく頂戟するのが私は礼儀であると思うのでございますが、まあ一つご理解いただきたいと思います。 ○副議長(遠藤将弘君) 小休いたします。     午後 零時十五分 休憩     午後 一時 十分 開議 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。 午前中の開発議員の質問にたいする教育長の答弁中父兄負担について誤解を招くと思われる箇所は後刻議長において調査の上取消し会議録より削除いたします。 一、土木問題について 二、河川改修について             十五番 矢野善治君     〔十五番 矢野善治君登壇〕 ◆十五番(矢野善治君) ただいまお許しをえました問題につきまして質問をいたしたいと思います。 まず第一点の土木行政でありますが、本四架橋の見通しもずれたとはいえ今日では明るい見通しがついておるやに見受けられるわけでございますがそれに伴いましてわが鳴門市におきましても、都市百年の形態を考え塩田跡地の利用あるいはそれぞれの地域におきます都市計画事業と着々と進展しておることは非常に喜ばしいことでございまして、地域を開発するのは道路網の開発と常にいわれているゆえんはここにあるのではなかろうかと思います。 ご承知のように本四連絡橋と関連いたします道路網の整備、あるいは都市計画に基づきますところの都市計画道路、あるいはそのこれは木津の場合でございますが木津のインターチェーンにつなぎます国道バイパスの計画県道鳴池線の西への延長、まさにこの木津地域は交通の要所と申しましょうか、木津を通らなければ本土へ渡ることができないといっても過言でないほどの道路網の整備の計画がされているわけでございますが、さらにそうした地域の開発につながる事業といたしましても色々な施策も同様でありますが、ただいま申し上げましたようにそうした道路網の整備にともないますところの地域の開発問題でございますがこの道路そのものの性格を考えてみますと私が見るかぎりでは生活道路とは思われないような地形的な関係もありましょうし、またさきほど申しましたように高速道路にともないますところの各それぞれの高速道路を他市にみた時点におきまして、なんらその地元民にたいしましては用地こそ買収せられあとに残るものは犠牲だという観念をいだかしているのが現実でございます。そういう時点をとらえて今後そうした地域にたいしてこれは建設部門でございますので第二助役の方が担当であろうと思われますので助役にご答弁をお願いしたらと思う次第でございます。 次の河川改修についてでございますが、特に新池川の問題でございますが、これはさきに県営事業とはいいながら特に市長の協力をいただきまして中山谷川、あるいは大代谷川の改修と着々と進展していることは多年水害によって悩まされている地域にとりましては非常に喜ばしいことでありやがて雨期を向えるわけでございますが、本年はそうした心配はなかろうということで非常に地区民からは感謝を申し上げておるわけでございますが、さてそうした改修にともないまして現在の新池川と申しますのは、すでにご承知のように流れ川ではございません。それがためにせっかく排水ポンプをつけましてもフルに機械が動かない、つまり水がよってこんということが非常にこの排水につきまして頭を悩ましておるわけで、この大代谷川、中山谷川改修によっていままでだんだんに遊水地帯を経て水が流れてきたということで、増水にはかなり時間がかかっておったわけでございますが、今度の改修によりまして、いままでの水が一度にくるということで対岸がある程度補強、補修されておるわけでございますが、さきの五号、六号の台風によりまして現在県道に昇格しておりますが、大代-岡崎線があの小さな五号、六号の台風でもまだ河川改修がなかばできていないにかかわらず、つかったという事実がございます。そういうようなことにつきましてこの対策をいかに考えられておるのか、これは担当課長あるいは市長にお答えをお願いしたらと思います。     〔第二助役 鍋島親春君登壇〕 ◎第二助役(鍋島親春君) お答えをいたします。 幹線道路網あるいは高速道等の施工にともなってこれらの地域にしわよせがきている。これにたいする対策などのご質問であったと思いますが、この問題特に中山あるいは木津地域の問題かと存じます。 ご質問のように本四連絡架橋のいわゆる幹線道路のインターチェンジを中山に位置をいたしまして現在調査測量が行われておりますし、ここから市内に入ってくる道路もそこからおりて都市計画道路として、市工の前に入ってくる計画もなされております。それから国道十一号線のバイパスの中山インターに接続するのも木津を通るようになっております関係上、お説のように非常に幹線道路網が非常に集約されてくる、このことによりましてその地域にたいする農業の振興であるとか、あるいは環境の問題など、色々な問題が生じてくることも想像されます。 いま国、あるいは県道あるいは都市計画道路全般について調査設計段階でございます。この段階におきましてそれぞれ国なり、あるいは県の計画されている方にたいしまして、いま矢野議員からお話しがございましたようにできるだけ地域の環境破壊につながらないように、また地域振興策に支障がないような方向で私共計画段階で色々と注文をいたしておる段階でございます。いずれにいたしましてもこういうものにたいしまして、ある程度の地域にたいするごしんぼうを願わなければならない状態が発生してくることも考えられますので、今後も十分できる範囲においてそういうことの排除について努力していきたいと思っております。 それから中山谷川の問題、担当課長にというお話しでございますが、私からもご質問にお答えしておきたいと思います。ご質問のように中山谷川につきましては県営事業でございましてこれにつきましては長年、矢野議員を含む地元の議員関係者のご努力によりましてある程度改修が行われてまいりました。このことによりまして中山谷川、大代谷川の水が流下速度が早くなってきたために下流におよぼす影響が従来とかわってきた、これによりまして沿線のいわゆる新池川の沿線の増水が懸念される状態になってまいっております。 これはこのことにつきましては新池川はご承知のように川床勾配がほとんどない状態でしてこれらの排水につきましては、堤防の改修、かさ上げもさることながらポンプ配水にほとんど、すべて依存する形になってまいりまして、これは早くから新池川のポンプ増設について県の方に市長も強く国、あるいは県に予算配分についての要請をしてまいりました。とりあえずこれに対処するためにポンプ増設をいまの旧ポンプ場に併設して行われるような段階になっておりますので、これらと見合せながら両岸のかさ上げ改修も県の方に要請しているのが実態でございます。     〔十五番 矢野善治君登壇〕 ◆十五番(矢野善治君) 再問いたします。 土木問題につきましては一応助役からご説明をいただいたわけでございますが、特に木津地域にとりましてはそれぞれ計画しておりますこの新設道路、またインターチェンジ等も含めまして、木津地域の耕作面積の三分の二までがこの道路用地に買収、協力するためには買収せられるという形になるわけでございます。 特に河川の改修等につきましてはある程度、あとに残っている農地が有効に利用できるという農民の考え方からただいままで河川改修にたいしまして協力をしてきたということがいえるのではなかろうかと思うわけでございます。そういう観点をとらえまして、せっかく農民がそうした犠牲を払って、犠牲を払ってというと語弊があるかも知りませんが、現実には私達の見方といたしましては犠牲を払ったといっても過言でないと思うわけでございます。そのような農地がある程度活用できるということを考えておった矢先、このような道路網の整備にともなう計画がなされていることにつきまして、農業を続けたいけれども土地がない。またそれぞれ農業を営む上にとりまして、その地域にとりまして色々な濯漑施設、用水路というものをある程度維持管理するための負担金とか、それ相当な経費が徴収されてそれで運営しているのが現状でございますが、さきほどの期待を裏切ると同時にこうした問題がでておるわけでございまして、実際にこの道路の整備によって犠牲を払うのはほとんどが用地をもっている農民といっても過言でないわけでございまして、この農業を営む上において、またこの道路網の整備によりまして益がなくて害ばかりだといえるのではないかという気がするわけでございます。こういう問題を事前にとらえて市長は特に本四架橋の関連の問題について、地域民には犠牲を払わないということを常々聞かされておるわけでございますが、私がさきほど申し上げましたのはごく小さなことでございますが、こうした問題につきまして今後どのような扱い方、あるいは取組みをされるのかお伺いいたしたいわけでございます。 第二点の新池川の問題でございますが、さきほど助役の答弁にありましたようにポンプ排水に頼らなければ、この排水はできないということでございます。ポンプ排水結構でございます。さきほども申し上げましたようにこの堤防の増水が一度に増水するという形の中で堤防がもたんということで堤防の補強をされているわけでございますが、中山谷川、大代谷川の改修によりまして南堤の方はそうした築堤がなされておるわけでございますが、ご承知のように北岸の方は堤防が無堤でございます。そう関係上協力をしたけれども現実には、けつから水で洗われるのが実態でございます。ポンプ排水もなるほど結構でございますが、もうやがて雨期に入るわけでございます。せっかく協力した地域がなんにもならないという現状がまのあたりに見えておるわけでございますが、この点につきましてなおさらに一考お願いしたらと思うわけでございます。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 本四架橋ができた場合地域の犠牲にたいする取組み方でございますが、やがてでるだろうと思いますけれども、まだゴーサインもでませんのでいまのところ足踏み状態になっておるんですが、用地買収につきましては私は住民サイドにたって県なり国の方と強力な折衝をやりたいというふうに考えております。 それからお話しのように中山地区にインターチェンジができますし、あすこへ色々な道路が集中してくるのでございます。かなり人も混雑するのではないかと思います。せっかく人が集まってくるのだから、この現在の木津地区はみんなであの地域の発展策について考えなきゃならんのじゃないかと思います。たとえば町の整備にしましても、いまのような状態じゃなしにあすこを一つの商店街にするとか、農地は少なくなりますけれども農産物のはけるようなことを考えるとか、色々方法もあろうかと思いますが、この際みんなが知恵をしぼってせっかくできてくる道路ですから道路にたいして公害を甘んじて受けるというのでなくしてその道路、あるいはそれを通る人をうまく利用して地域の発展を一緒になって考えていったら、どうだろうかと考えるのであります。 それから新池川の問題でございますが、いま鍋島君がお答えしましたように県とも話合って色々水害にたいする対策を考えております。 昨年も東京へまいりまして現在の新池川口のあの排水機また樋門非常に老朽化しておりますが、これをほかのものはさておいてこれを優先的に取上げてまず第一にこれをやるように、これは国、県とも話合いができておりますので近く着工するものと思います。 そのほかにあの川が非常にきたないから、この機会にヘドロを掃除するということも考えなきゃならんのじゃないかと思います。ヘドロを掃除した場合そのヘドロをどこへもっていくのかという問題も起りますけれども、このヘドロを利用して撫養橋から鳴門商業の方へむけて、これは前から考えておるのですがここへ一つ公園でもつくって川そのものの緑化、あるいはその周辺の緑化ということを考えるべきじゃないかというふうに思うのでございます。 南岸堤防は補強しておるようでございますが、あの部分だけは不十分でございますので、あの地区から十一号線に通ずる堤防上の道路、それから北岸につきましても増強しておきませんともし堤防がきれるようなことにはなりますと大変なことになる、とんでもないことになりますのでいまのうちに両方とも補強してもらうように強く要望しているような次第でございます。ご理解いただきたいと思います。     〔十五番 矢野善治君登壇〕 ◆十五番(矢野善治君) ただいま市長からご答弁をいただいたわけでございますが、この道路綱の整備につきましてはまださきがある。また地域住民ともよく話合いをして地域住民自身も色々と考えてもらいたいということでございますが、劈頭に申し上げましたようにこの方面の道路が高速道路につながる関係があって木津の地形をみていただければ一見してわかるわけでございますが、まだ設計書、そうしたものも私見ておらないわけでございますが素人的に見ましてもさきはど申し上げましたように生活道路ではございません。だからほとんどが高架道路と二階の道路ということが想像されるわけでございまして、今までできている全国各地のこうした高速道路につながる道路、あるいはインターチェンジ等を見ましてもその地域が発展する要素というものはほとんど見受けられないのが現状でございます。この時点をふまえましてさらにご一考をお願いしたらと思う次第でございます。 河川の改修につきましては、いま長期的な計画の中に公園までという問題もでておりますが、現実におきましてさきほど申し上げましたようにそうしたポンプ排水で結構でございます。また必要欠くべからざる機器でもございます。しかし木津地域あるいは大代地域にとりましては折角用地を提供し協力しながら現実にしりから洗われるという地域になっていることをとくと認識いただくと同時に新池川の改修あるいは大代谷川、中山谷川の改修につきましても積極的に県なり国を動かしましてできるかぎり雨期に直面しておるわけでございますので一日も早く、そして地域の住民のため安心して生活ができるように強く訴えましてこの問題を打切りたいと思います。 ○副議長(遠藤将弘君) 小休いたします。     午後 一時三十五分 休憩     午後 一時三十七分 開議 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 どうもそのインターチェンジにたいする考え方が違うので私はあすこ中山にじんあい焼却場のあるところ、あすこが乗り降りする場所になるんだ、もちろん県道もそこへつながるようになるでしょう。乗り降りできるところが即ちインターチェンジで木津地区の方へも相当車がおりてくるはずで、そのおりてくる車をうまくつかまえませんか、という話しをしているのでそれをその矢野さんの考えておられるような観念のインターチェンジ、私はそれはインターチェンジと違うと思う。なおよく確めた上で私は私なりに考えてみましょう。それだったらインターチェンジじゃないですよ。以上でございます。     〔十五番 矢野善治君登壇〕 ◆十五番(矢野善治君) 道路網の問題でございますが市長と歯車が私の思とんとおおておらないという気がするのでございますが、私が申し上げましたのはさきほど素人いきに地形的から考えてそうした計画があるんだという想定を申し上げたわけでございますが、私が聞き及んでいる範囲につきましては、徳島方面あるいはその他の地域からこの高速にのる場合は十一号線バイパスを通うらなければインターチェンジにのれないということを聞かされている関係で、そういう高いところに道路ができるわけでございますので全部が生活道路じゃなしにそうした高速道路的な性格をおびている道路であると察知しておるわけでございます。さきほども申し上げましたようにそうした場所につきましては町の発展にほとんどがつながっていない、犠牲を払うばっかりだということがいえるのではないかということを強調申し上げ、そういう犠牲を払わさないという政治的配慮の中で今後そうした問題に真剣に取組んでいただくことを特に希望いたしまして私の質問を打切りたいと思います。 ○副議長(遠藤将弘君) 小休いたします。     午後 一時 四十分 休憩     午後 一時四十七分 開議 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。 一、都市計画事業について             十六番 藤田義行君     〔十六番 藤田義行君登壇〕 ◆十六番(藤田義行君) ただいま議長からお許しをいただきましたので都市計画事業につきまして主に三件、それに関連する問題につきまして質問いたしたいと思います。 その一つといたしまして撫養都市計画これは四十四年にできているようでございますが、主要道路、早期完成につきまして昨日新居議員より一部質問がございましたが、とりあえず大代線まで本年中に市長は開通させるというご答弁がございました。私もややこれと重複する感があるわけでございますが、私は私の立場にたちまして質問をいたしたいと思います。 新居議員の申されたとおり撫養町主要道路であります黒崎より才田船場間は大体においてできあがっております。それよりさらに南方に延長する、すなわち第一中学校東側を通って十一号線と結ばれますこの計画道路でございますが、私の調べによりますと住民に立ち退きの交渉らしい交渉がこれができていないのではなかろうか、そう申し上げても過言でないと私は考えておるのでございます。このような状態におきまして全通はおろか大代線まで本年中に確実にできるかどうか課長の都市計画課長のご見解をお答え願いたいと思います。 さらに私は大代線より南方すなわち十一号線まで続けるところの全通、全線の開通を望んでおるわけでございますが、課長はどのような計画をもってこの全通を計画されているのかご答弁を願いしたいのであります。 次に大道よりさらに西の方に延長する道路の拡張工事でございますが、いまだこれができておりません。この附近の商工業者は日毎に増加する自動車によって大変な公害に悩んでおるわけでございますが、この主要道路の開通を待ちわびている地区住民の気持ちを理事者はよく見聞されていることと思うのでありますが、この工事がなぜこんなに遅れているのかその理由をご説明願いたいのであります。 もう一つ大道の工事でございますがすでに立派にできあがっておりますのは課長の一方ならぬお骨折りにより立派にできあがったのでございますが、聞き及ぶところによりますと残念でございますが大道の南側に一戸まだ解決をみていない家がありますが、あの家は宮本さんの所有と聞いておりますが宮本さんのこの換地であります裏側にあります現在みちぐささんの店がございますが、この敷地があてられておったにもかかわらず、みちぐささんのいわゆる家主でございます赤沢さんが建築許可をとって家をたてておるわけでございます。それがために宮本さんは南の方にひくことができないということで建築が遅れているように聞くのでございますが、もし市当局が建築を認めておるということならば責任があるのじゃなかろうかということでございますが、それがあるとするならばこの解決は市当局がすべきであると思いますが、その説明をお願いしたいのであります。 その二つ目といたしまして林崎地区道路拡張でございますが、林崎本通りの一部ならびに撫養川右岸道路拡張新設についてこの計画は二十年も前にできておるようでありますが、昨年の十二月五日ようやく地区住民に説明会を開いていただきました。その説明によりますと林崎三、四、五丁目で特に北側で敷地がなくなる家が五戸、半分以上なくなる家が十二戸とそのような設計にては拡張できないといってもよいのであります。地元の意見もあり変更してもらって是非拡張してもらいたいという熱望をしておるわけでございますが、説明者の副課長は変更ができないという答えをだしておるわけでございます。いったん計画せられいわゆる青写真ができあがった以上は変更ができない、変更できないということになれば取消しもできないということになると思うのでありますが、この点どういう処置をせられるかご答弁を願いたいのであります。 第三問といたしまして弁財北浜地区の道路整備でございますが、この説明会は本年二月の二十八、九であったと思いますが川東公民館において開かれたわけでございます。地区住民の声といたしましては反対の声が弁財地区の住民が反対をしておるわけでございますが、理事者はそういう人達にいかなる交渉を進められておるのか、その後の経過報告をしていただきたいのであります。 以上六つの質問をいたしましたが理事者都市計画課長さんの賢明適切なるご答弁をいただきたいのであります。ご答弁によりましては再問をさせていただきます。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長(森岡仁夫君) ただいまのご質問についてお答えします。 昨日お話しがありました黒崎線につきまして市長の説明の中で五十一年度までに大代まで移転さす、大代線まで、それらの開通につきましては一部競艇の対策費を予算計上して実施するということを説明申し上げました。そこで質問の一は黒崎線の立ち退きの案内がきていないのではないかというご質問でございますが、この昨日も説明したとおり一応十八米幅員の中の六米でもよい、二車線を開通するというような形態になっておりますので必然それらの対象とする家屋というものはそれほど全面的なものでございません。ただしご質問のとおり一中の東側までということになりますとこれはご指摘のとおりまだ案内はしておりません。ということはこの事業そのものが継続事業でございまして国の補助対象で補助がついたものを消費していくという形でやっております。ちなみに申し上げますと五十年一億三千八百万、五十一年度は二億五百万、こういったような計画事業でやっておりますのでやたらと立ち退きを呼びかけましても実現できない場合が多いのでできるだけ実施可能な箇所からやっていっておるというのが現状でございます。 そこで大代線から国道十一号線まで、その間についての換地の案、仮換地の案というのもお世話する方もございまして再三それにたいする煮つめは行っております。ただし立ち退きの要求はしておりません。そういう事情でございます。 それから次のご指摘の大道から西側の問題でございます。これも遅れております理由は、さきほど申し上げましたとおりこのなかにはそういったような事業にたいする仮換地を煮つめたあとで一時係争問題が起っておったという問題がございます。それらも去年解決したということでございますので再度つい三週間ほど前でございますが本町の商店街の世話人さん方がまいりまして、いよいよ実施に移るから本年度は予算化してくれとそういったような申し入れがございますので仮換地の説明を課員にさしております。 それから次に大道に残った一軒の家でございますが、なるほどその宮本さんの換地が裏にまたがるということは事実でございます。ただしそこに建物をたてた、どうこうという問題につきましてはこれは行政の責任というところまでいっておりません。そこで話合いの結果、これらのものは近々のくような話合いができております。恐らくあすこが舗装開通されるまでには立ち退くということになっております。 次に林崎本通り、撫養川右岸線の計画についてでございますが、私の方の副課長がいっているのが誠にそのとおりでございます。それを財産権を相当の制限を与えておるのでございますからうかつにこれを右にふる、左にふるということはできないのがあたりまえでございます。そこでこれらのものはいずれも公益的な観点からみてその妥当性が認められていると、人の財産を制限するということが認められておるという根本的な法的な問題がございまして一応かなりの手数がかかるんでないか、変更にたいしてですね、そういうようなことで利用がのびていると、ここで一言お話ししておきたいのは線が引いているからすぐなんでもかんでも都市計画でやるんだという感覚はちょっとおかしいんでないかと、役所にはそれぞれものの緊急度、予算そういったものもございます。それから国から助成される事業につきましてはやはりそれらの予算獲得とかそれから事業決定という法的措置そういった手順をふまなければできない問題でございます。そこで詳しく申し上げますとこういった地区をどういう手法でやるかと街路事業の進め方に入りますが、一つには単純に買収していく方法通常直買方式というのがございましてかかるところだけを買っていくという方法がございます。それからいま鳴門市のあっちこっちでやっております土地区画整理事業のなかで応分の負担をしてもらいながら各人が土地をゆずりあって交換分合してやっていく進め方、それからそういったこととそれらを両方を共用合併する方法とそういったような街路事業の進め方には三つの方法がございます。 そういった方法の中で街路事業の流れとしまして一応計画決定はご承知の通り昭和四十八年度の決定になっておりますが、それらの決定した事業決定ということをいたしましてそれを県の告示をもって都市計画が確立される、第三者対抗ができるという方向になっておりますので非常に法的手段というものに時間を要するというのが現状でなかろうかと思います。 それで今後の具体策ということになりますが、こういうような具合に規制された多くの建物、そういったような財産権の制約をやっておりますやつをかえるのは非常に難しいのでございますが地元の要求があり、それぞれ今度そのかわりにかかる人も同意している状態でなんらそこに調停する必要がないんだという条件が揃えば色々それらの変更にとりかかってもよいのではないかとこういうように思います。 それから次は弁財地区の説明会その後の結果と再三、私の方は代表者である方にもお逢いしておりますし、弁財地区のそういう多少宅地をもっている方にもお話しをいたしており、一部知事にたいする反対意見を出しておったのを取り下げ申請している方もあります。そういう空気になっているようにも思います。だけど万時十人が十人全部賛成ということはないのじゃないかと思います。そこで今後はできるだけそれらの人達を説得いたしまして事業の円滑なる推進をして進めていきたいというのが私の考えでございます。以上でございます。     〔十六番 藤田義行君登壇〕 ◆十六番(藤田義行君) 再問いたします。 課長にこれは全般的に質問できると思いますが、課長のいわくには青写真が、いわゆる計画ができたからといって、これは必ずしも早急に出来るものでないというご答弁であったと思います。けれども都市計画によってそれがために建築ができない。そういう人がたくさんあるわけでございます。ということはなんでかといいますと、この線よりあとへひかなければならないんだということによって本建築ができない、仮建築的な木造あるいは鉄骨の家なればできるがその時にも市の承認を得て、あとで取りのけをするんだという条件が付くやに聞いておるわけでございます。しかしそれでは地区住民としてはそういうことで計画をたてて建築をするということはちょっとできないのが実情でもあるわけでございます。これはこの人の財産であります先祖からもらった、あるいはまた自分が長く住みなれたところの土地を離れるということにつきましては市の理事者が一度や二度で話合いができるもので絶対ないと私は思うのであります。計画ができた以上はなにかにふれて話合いを進めてあげて地区住民が仕方がないなあ、まあそんなことなら協力しようでないかという気分にもっていくにはただ単に簡単に一度や二度でできないのであります。課長は再三交渉しているということでございますが再三の交渉は私が調べたところではできていないと思います。 大道西側の本町の人も早くやりたいという希望はもっておるわけでございます。ところが市の方から呼びかけらしい呼びかけがない、一週間前にあったということは事実私は昨日聞いております。それは青色申告をして青色申告に基づいて補償の問題がからんでくるわけでございます。そういう話合いも進めたようでありますが、課長がその席に同席をしておられたかどうか知りませんが、いずれにいたしましてもあの地区の米沢さんが建築を早くやりたい、資材もどんどん上っていくから私みずからでもやりたいと決心をしまして現在裏の家を裏の方のあき地にひく準備はもうすでにできております。そして前のいわゆる店舗になるところの建築をやりたいんだと、しかしながらはっきりした図面がわからん、はっきりした図面がわからないためにいま十センチに縮めたところの図面を書いとんだ、しかし実際に敷地がなければ建てられないんだからその敷地の坪数をはっきりしてほしいということと現在の道路から何米ひいたらよいのか、それをはっきりするために図面が欲しいということで都市計画課の方に私がお願いにいったわけでございます。ところがこの図面が非常に難しい図面であって鳴門市の都市計画課では作成できない。そういうことで東京の中島というのですか、そこの設計事務所の方へ設計を依頼してある。あすくる、あすくるということでようやく待ちましたところがきた図面が間違っておると、これは副課長の説明であります。間違っておるということはだれの責任かということであります。地元の都市計画課においてできないような図面を東京の見ず知らずの全然地元を見てないような人にいかに専門家といえども注文をいたしましてそれが間違っていたらそれはそのままでええか、その作成費というものはただでしてくれるのか、ということでございます。その点は私は聞いておりませんが恐らく費用がいるのじゃなかろうかと思います。現にそういうような状態におきまして本町の移転が早く早くといってもできるはずがないと私は思うのであります。 それと課長が積極的に話合いを進めておるようでございますけれども、昨日ある人が私のところへまいりましての話しではそういう積極的な話しができていない、それと同時になんぼひいてなんぼひくということがはっきりでてないということも聞いております。 それから大道の一軒残っております家の問題でありますが話合いができて舗装ができる段階において、立ち退きするということでございますが、それが確実であれば私はさらに再問する必要はございません。これで結構でありますけれども、そんな簡単にできるような話でないと私は聞いておりますが、課長がやっていただけるという事ならば私は再問する必要はないわけでございます。林崎地区の道路拡張でございますが、青写真ができたらすぐにするものでないということはそれはよくわかっております。しかしすぐにするといってもできん問題でせんか。それを青写真をつくってこれからやるならやれと、あんたの方がやるんならやれという態度でなくして地区住民の気持ちもくんでやってできるだけ話合いを進めていくということは、これは理事者のやはり責任でなかろうかと思います。そういうことによって住民達も協力していく感じを植えつけるわけでございます。 現在ご承知のとおり立岩地区また北浜弁財地区の道路整備が完成し、同時に岡崎橋が開通をみることによりまして林崎地区も早く道を拡げたいということで最近寄合いをしておるわけでございます。しかし変更できないということになりますと大変なことになりますし、変更するにしても色んな書類上、手続き上相当時間がかかるという話しでありますので、そういう話合いを進めてもらって変更できるよう努力していただきたいのであります。それができないということになると、岡崎・林崎地区はあの計画ではできないと道路の拡張は恐らく不可能であろうと思うのであります。 弁財地区の問題でございますが、再三話合っているという課長のお話しでございますが、課長みずから再三お話しにいっているのか、実際いついついったか、私もある程度調べておるんですが、その結果だれとだれと話合いに重点をおいてそれがほとんど決定的な問題になっておるのか、その点もう一度お尋ねいたします。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長(森岡仁夫君) お答えいたします。 最初に米沢さんの仮換地の問題でございますが、建築申請に図面がいるんだとおっしゃってきておりました。もちろんこれはあの地区に限ってですね全部が在来あった間口割をそのまま比例配分でわろうとそのような話合いができております。それでなかには現地くい入れの際の詳細なコンピューターによる計算を東京に送っておるわけです。一部裏面の線について換地の線の間違いがございましたのでその場で修正して早く米沢さんにお渡ししようという指令をだしてあります。 それから設計をされてほったらかしてせんのでないかということでございますが、たんに林崎地区のみならず大津の方にしましても、里浦の方にしましても計画決定というものはすでに設計の路線は入れております。どことも同じでございます。おっしゃるとおり絶対変更がなければできないんだといえばそれらのものをどうもっていくか、今後協議すべき問題でないかと思います。 弁財地区のだれとだれに話しをしたかというお話しでございますが、これは申請前から一応それらの今反対の陳情書をもってこられたかたにも説明をいたしております。区域決定の時もお話しいたしておりますが、もちろん説明会にも参加してもらっております。それから説明後ですね、そういったような意見書が県にでているというので早速私の方の副課長二人、係長一人をやりましてお話ししております。名前をおっしゃれといえば申しますが、そういったような代表者でございます。それからもう一人塩田所有者でございますところの反対者にたいしては、もと塩業組合の関係者でございますので、商工会議所の会頭さんにもお願いしまして色々と説明方をお願いしております。それから弁財地区の小さな土地をおもちになっておられる方は丁度何日か前に、日は記憶しておりませんが家にきてくれというような話しがありまして、私参りまして色々説明をしております。 なるほど全部が全部私が交渉にあたっておるわけではございません。役所のことでございますから、それぞれの係りなり副課長なりが参加しております。以上でございます。     〔十六番 藤田義行君登壇〕 ◆十六番(藤田義行君) 色々とご説明長いただきましたが、本町地区のことについてもう一度お尋ねいたします。 米沢さんの家の問題がでたわけでございますけれども米沢さんのお隣りが空地になりまして、それが市の所有地になっております。あの土地はだれか入る予定になっているのでありますか、それともあの地区の人に割当しましてなるべく間口をせまくしないよう方針のもとに買っておるのか、それを一つお尋ねしたいのであります。 それから弁財地区の埋立の件、道路整備計画の件でございますが、二月の二十八、九日であったと思いますが、その時に説明会を開いております。そして弁財地区の人が大分見えておりました。私は土地の関係者ではございませんが、参考までに聞かせてもらいましたわけでございますけれども、その反対している方々の意見は道路整備計画ができたといっておるけれども弁財地区は道路整備計画やそんなことを頼んでない、北浜の人は頼んでおるか知らないけれども弁財の人は頼んでないんだ、そして区画の関係上北浜だけでは整備ができないから弁財を入れて計画したものだろう、そういうことでなにも私の方はここ、してもらわなくてもええんだという反対意見でございます。 それともう一つは立岩、南浜、東浜もそうですが、桑島のようなところは一応市が埋立てしたわけでございます。従って市はそれだけの費用を使っておるわけでございます。それは当然であります。しかしこの弁財地区におきましては自分で全部埋立てしとんだということであります。それで減歩があまりにもびどいということが一つの原因のように私は聞き及んでおるのでございます。それでこの話合いにつきまして話ができるというように聞きますけれども、それができておるかどうか確実なご答弁をお願いいたします。     〔都市計画課長 森岡仁夫君登壇〕 ◎都市計画課長(森岡仁夫君) お答えします。 米沢さんの隣りの立ち退きされた市の土地を皆にわけ与えたらよいのでないかというご趣旨かと思いますが、これはもうすでに仮換地というものを指定しております。それで仮換地の変更ということは一応ないものとして進めていくという点でございまして、だれを入れるということはまだきめておりませんが、できれば地区内でさきほど申しました黒崎線にかかっている方なりなんなり、これら区画地域内で移転可能な方に入ってもらうように有効に使っていきたいと考えております。 弁財地区の反対理由の中に埋立費と減歩が撫養立岩と比べてきついのでないか、そういうご指摘でございますが、諸物価の値上りもございますし、色々ほかの組合施行、そういったような地区もほぼそれと似たような減歩で実施しております。 それからそういった事業計画、減歩率で納得しているのかということは今後事業計画に基づく標準的な話しをしておるわけでございまして、個々につきましては皆違うのでございます。それでかたまったものの説明をするのは標準的な話しで、全体的な平均減歩がこれこれという表現になりますので、そのところの理解ができないということは私もこの間お会いしてよくわかっております。それでこれからそういった各人の、個々についての減歩というものはこれからきめるのでございますから、それらのことにつきまして理解していただくように説得を続けていきたいと思っております。     〔十六番 藤田義行君登壇〕 ◆十六番(藤田義行君) 一番の答えにたいしましてはとりあえず大代線まで延長する。五十一年中に大代まで延長するということが確実にお約束いただけたものとして了承いたしたいと思います。 それから大代線から南の十一号線までは課長はあまり進んでないような感じがいたしましたのでありますけれども、この地区は比較的補償する家、すなわち営業補償ですか、営業補償するような家が少ないようで、私はこの方も着工がしやすいのでなかろうかという感がありますので一応ご検討願ってできればこの線も同時にやっていただきたいと思います。 それから本町通りの件につきましては一応了解いたしますが米沢さんの問題がでておりますけれども、米沢さん個人の問題でなくほかのうちも同じような状態でございます。速やかに図面をこしらえてあげていただきたいということをお願いするわけでございます。 それから大道の件につきましては近く話合いができるということでございますが、これは実際にできてこそはっきりするものでございます。速やかにはっきりできますようご協力願いたい。 それから林崎本通りの道路変更でございますが時間がかかるようでありますけれども時間をかけてでも、変更できるものと思いますが、地元におきましても協議中でございます。後日において関係理事者にお願いにくると思います。 弁財地区の問題でございますが、減歩は一応目安というような形であるようでございますが、家によって大分差があるような感じを受けております。なるべく少ないようにという答弁は当然でございます。 私個人的に弁財地区の三、四人の方とお話しいたしましたが、さきほど課長がおっしゃるように陳情書がでておりますけれども、陳情書の印は母親がおしたのでわしは知らなんだ。それで取消しをしているということも聞いております。 それから課長がおっしゃられておったような簡単なものでないと私は思いますけれども、課長が言明されているのでこれが実現できることによって証明せられるわけでございます。 以上六つのご答弁に対してちょっと不足の点もあるのでございますけれども一応これを了といたします。 さきほども申し上げましたようにこれからの開発といいますか、道路を拡張するにつきましては地元住民との話合いにつきまして、大変なお骨折りであろうということは私もよくわかります。それでさっきも申し上げましたように先祖からもらっております土地、住みなれた土地をそう簡単にでれるものではないので計画ができております以上は、やはりよく話合いを進めておかなければ急に予算ができたからといってできるもんで決してありません。ですから理事者は常にそういう気持ちで熱意と誠意をもってできるだけ回を重ねて話しを進めておいていざ予算ができた時にはさっと切替えができるような態勢をとるべきが私は理事者の仕事でなかろうかと、かように思っておるわけでございます。そういうことを含めて一日も早くこれが完成できますことを強く要望いたしまして私の質問を終わりたいと思います。 ○副議長(遠藤将弘君) 小休いたします。     午後 二時 十八分 休憩     午後 二時三十二分 開議 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。 一、福祉行政について 二、運輸行政について             十番 室津サワエ君     〔十番 室津サワエ君登壇〕 ◆十番(室津サワエ君) 議長さんのお許しをいただきました。貴重なお時間をお借りいたしまして質問をさせていただきます。質問の内容を一部変更させていただきましたのでご了承いただきたいと思います。 一番保育所の問題について、これは昨年第二回定例会において市長が、私の質問にたいしてお答えして下さいました黒崎地区の保育所のことでございますけれども市長のお言葉として来春三月完成して四月に入所児を募集して開所すると市長は自信のあるようなお言葉でおっしゃられておりましたので地区住民は長年の悲願が実現すると楽しんでおりましたのに、この計画がいつのまにか消えてしまったようです。その間の事情は色々とあったと思いますが、その後市長はこの問題をどのように取り組んでいただいているでしょうか。これをお尋ねいたします。 それと第二婦人研修センターの設立についてこれも働く婦人の家の設立とそういうことで昨年も市長に要望いたしましたところ働く婦人だけでなしに、婦人全般の研修センターとして婦人研修センターの建設を考えているとそういうことでございました。 青少年センターも立派に完成して次に福祉センターの建設に着手する予定だそうですが、この婦人研修センターについて今後市長はどのように取り組んでいただけましょうか、お尋ねいたします。 それと第三運輸行政について昨年の議会において度々市バスが抱える赤字を解消すると、そういうことで色々と再建案もだされて論議されました。当局においても自主再建に努力されたと思います。乗客の運賃の値上げとその他合理化案等がだされまして自主再建に努力されるとの約束でございましたけれども赤字がどこまで解消されたでしょうか、お伺いいたします。また貸切部問において増収をはかるということでビざいましたけど、それはどのようにのびておるのでしょうか。三月の声を聞けば観光シーズンの幕あけです。バス旅行の楽しみの半分は添乗しておりますガイドさんのいきとどいたサービスでございます。ガイドの仕事は非常に難しいものと思いますけれども、これの養成に当局はどのように努力をしておいででございましょうか、以上四点についてお聞きいたします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 保育所の問題ですが、これは前回までは公立保育所をつくらないで私立保育所を育成するんだ、新設する場合これにたいして補助金をだし、できるだけそういうふうにして私立保育所で救済したいんだ、こういう話をしておったんでございます。私立の保育所につきましては、だんだんと候補がでるんですけれども、立消えになっている状態でございます。現在桑島に一つつくるという話しも聞いたんですけれども、その後その保育所はやめたともつくるとも返事は聞いておらない。そこで昨年は百十名位子供が締出されておりましたので、とりあえず既設の保育所の人員を増にいたしまして百十名救済することにしておるんでございます。林崎保育所で四十名、木津の保育所が三十名、板東十名、矢倉が三十名、計百十名の子供をようけ収容するような状態になっておるんですが、まだ少々はみだしている人があるやに聞いておるんでございます。 このはみ出した子供につきましても、なんとか処置を考えなきゃならんと思っておりますが、できる限りその保育所の性格からいたしますと、保育にかける子供を保育所に入れるんが保育所の方針でございますが、私はなんとかして希望者全員が収容できるような保育所にしたいもんだというように考えておるのでございます。 黒崎、桑島地区にもう一つ保育所をつくればよろしいんですが、ちょうど桑島に私立保育所をつくろうという希望者があるもんだから公立保育所をつくって私立の保育所を圧迫するようなことになってもいかんと考えて、現在そのままでおるような状態でございます。なお将来は検討を要する問題だと思っております。 それから婦人研修センターの問題でございますが、運動公園の北側の方に約千坪近い土地を確保しております。ここへその婦人専門の日本婦人研修センターというような大きなやつを、こしらえて何とか婦人専門の研修センターをつくりたいというふうに考えておるのであります。 土地は確保しておりますが財政の都合で建築するに至っておりませんが、いずれこれも作りたいもんだと思っております。 現在予算に計上してあります福祉センターですが、児童福祉会館にひっつけての福祉センター、この中へは婦人会とかあるいは老人会だとか、その事務所的な部屋が予定されているはずでございます。しばらくこれを使ってもらって、そのうちに婦人研修センターをつくりたいものだというふうに思っております。 運輪行政の問題につきましては、運輸部長なり担当課長の方からお答えさせたいと思います。以上でございます。     〔運輸部長 浜野恭夫君登壇〕 ◎運輸部長(浜野恭夫君) 運輸行政にたいする質問にたいしましてご回答を申し上げます。 まず最初におきましては現在まで取組んでおります、自主再建に基づきます赤字解消にたいする成果はどの程度上っておるかというご質問であったかと思います。 このことにつきましては一昨年、昨年にわたりまして貸切料金あるいは定期運行料金の改正をお願いいたしましてそれぞれ改正をいたさせていただいたわけでございますが、昨年実施いたしました定期の運賃増収につきましては当初議会におきまして、この値上げの改正によりますと、年間収益は約五十四パーセント程度上るのではないかというお話しを申し上げさらにそれから私の方のいわゆるいっそう率という客の減少率を見ました結果、少なくとも四十五パーセント程度年間に増収があるのではないかというふうに考えておりましたが、現在の実績によりますとやく二十六パーセント程度におちているのではないかと概算をいたしております。 さらにもう一点の観光面につきまして四十五年度と五十年度の実施比較を一応概算いたしてみた場合に百二十三パーセント増収になるのではないかというふうに概算計算を現在起しております。その上にいわゆる組合のご協力も得まして最終的な合理化案にたいする事業再建については四月一日実施を目標にいたしまして現在なお最終的な話合いを進めておりますが現在までの実績といたしましてここで一応ご報告申し上げます。 赤字解消の状況といたしましては明日提案される予定になっております最終予算と、当初予算におきます私の方の予算概況から見た場合におきましては当初予算におきましては一応当年度の単年度赤字を三千二百万程度計上されておったと思いますが、明日提案いたします補正予算におきましては一応これが二百七十万程度まで下るのではないかということで明日提案する予定にしております。 そういう観点から見ました場合昨年度四十九年度の単年度赤字は約四千八百万円程度であったかと思いますが、それからいたしますと約昨年にたいする単年度赤字は六内至七パーセント程度までおちるのではないかということで累漬赤字の解消にまでとどきませんが単年度赤字にたいしましては、その程度まで一応減額されるのではないかというふうに現在のところ見通しをたてているのでございます。 第二点観光ガイドにたいする問題ですが、ガイド対策につきましては昨年度高校新卒者を三名採用いたしまして、観光車十二台にたいしましてガイド十二名を確保いたしてまいりました。もちろんその中にアルバイト的な採用者一名を含んでおりますが計十二名のガイドをもちまして昨年から実施をしてまいりましたが、その後色んな関係で退職者が若干でまして現在アルバイトを含めて八名でございますが、この問題につきましてはさきほどお話しがありましたようにシーズンを迎えておりますがこれら補充にたいしましては、そういうことで昨年十二名を採用しましたので本年度五十年度の高校新卒者にたいします採用計画はたてずにまいっております。もちろん安定所へも連絡はいたしておりませんし、合理化に基づきましてできるだけ人件費の節減という意味において新採はしないという方針でまいったわけでございますが、さきほども申し上げましたように退職等によりまして若干減員者がもえておりますが、これらにたいしましては現在のところガイド経験者を対象といたしましてアルバイト的な考え方をもちましてシーズンまでになんとか、二・三名の方を確保したいと考えまして関係者と色々と協議をいたしましてそれぞれ関係方面にたいしまして現在採用確保に努力しているのが現状でございます。さらにまたガイドの研修につきましては観光の就業のない日におきましては予備といたしまして当日は研修室を与えましてそこにおいて自己研修、あるいは必要に応じては私の方の担当課の職員がともにまいりまして研修を進めまして乗客にご迷惑をかけないようにするとともに昨年も市長さんにご無理をいいまして、ただガイドだけでなく車の質につきましてもデラックス車を購入していただきまして、そういう面におきましてもサービス面の向上をはかり少しでも観光面の方に客がよってまいりますように今後努力いたしたいと考え、今後あらゆる面におきまして定期便のみならず観光面におきましてできるだけ勢力をはかっていきたいとかように考えておりますのでどうかよろしくお願い申し上げます。 ご質問にたいする答弁になったかどうかわかりませんが、以上一応の答弁にさせていただきます。     〔十番 室津サワエ君登壇〕 ◆十番(室津サワエ君) 保育所問題につきまして、市長さんのただいまのご答弁でございましたけれども、この黒崎地区の保育所の設置については、今後検討を要すると、そういうことでございまして、いままでより一歩も前進していないような考え方であったと思います。そして黒崎地区においても桑島地区におきましても個人の人が申請をした、しかしそれは取り止めてしまった、そういうことでございますけれども、その取り止めた理由はなんであるかということを市長は検討したでしょうか。そして公立、私が聞いておるところにおきましては非常に最近は土地の確保も難しいし、建物につきましても莫大な費用がかかるので、そういうようなことで個人の手におえないということで取り止めたということも聞いておるんでございます。そういうことで市長におきましては、やはり市の責任において公立の保育所をしていただきたいと思います。 これは福祉の方で調べたことでございますけれども黒崎地区より中央部へ今年入所希望者が七十五名、それ以上あったということでございまして中央保育所の入所難が黒崎地区保育所の設置によって緩和されるように私は考えておるんであります。 市長は今までよりもー歩もでないような、いつお聞きいたしましても検討するとか、考えたいとか、そういうことでなしにもう少し前進した考え方をもっていただきたいと思います。 それとこの第二番目の婦人研修センターの設立でございます。これも運動公園のところに土地を確保してある。そういうことでございますけれども、適動公園といえば非常に不便なところでございまして定期バスも通っておりません、そういうところへいくには足の確保をどうすればよいか、まだまだ私達のように自転車にも車にもよう乗らない歩いていくしか方法のない人もたくさんおるんです。その研修センターが立派にたちましてもそういうふうな足の確保ができてなければ利用できないと、そういうことでございまして位置にいたしましてもこの青少年センターのように中央部の便利なところへもっていってほしいと思うのですが、いかがなものでございましょうか、お聞きいたします。 ただ婦人研修センターも、ただいまのところ市長の腹案の域をでないと、そういうふうに私は受けとめ方をしております。しかし家庭におきましても婦人のことはすべてあとまわしにされるということでございます。それで市の設備といたしましても婦人研修センターが一番あとまわしになると、そういうことのないようにできるだけ市長は実現に勢力してほしいと思います。 それと運輸行政のガイドさんの教育のことでございますけれども、ガイドさんのゆく先々の史跡にたいする説明とかそういうことを、非常にこれを利用するお客は期待しておるんでございます。ガイドさんにはちょっと酷ないいかたかも知りませんが、市バスのガイドさんは乗ったが最後歌ばっかり歌って史跡にたいする説明ができないという批判も耳にします。当局はそのような教育をどのようになさっているか、基本的なこと、本人の努力はさることながら基本的な教育はどのようになさっているか、たとえていえば四国放送のアナウンサーを呼んで練習をするとか、資料はどれだけ揃えておるとか具体的なこともお聞きしたいと思います。 それから赤字が解消されていないというお話しでございましたけど、その点にたいしまして今後ますます赤字も累漬されると思います。 単年度において乗客の運賃の値上げをいたしましても単年度においても赤字になった、そういうふうにお聞きしたのですけど、それで解消されなかったらどういうふうになるのでしょうか、またまた乗客運賃にひびいてくるとそういうふうになるのでしょうか。 非常に受益者負担ということをしきりにいわれておるんでございますけれども、これをちょっとお聞きしたいと思います。赤字の解消策あるいはこれをのりきるために当局はどのように考えているか。このことについてお聞きしたいと思います。市長さんの婦人センター設立について、位置についても、黒崎保育所についても、もう少し前進した考えをお聞きしたいと思うのですけどお願いします。     〔市長 谷 光次君登壇〕 ◎市長(谷光次君) お答えいたします。 保育所の問題ですが、桑島地区の保育所につきましてはまだやめたという返事は聞いておりません。まあしかし噂で聞くところによりますと難しいんじゃないかという感じはもっております。 大体保育所の仕事なんていうのは企業でないのでございまして、これでもうけようという考えをもってかかった場合、これはとんでもないことになってしまうので、これは一つの福祉事業、社会事業ですからそんなにもうかるものでございませんから、そういう腹構えでかかってもらわんと失敗してしまうんでございます。 桑島、黒崎地区に私立の保育所ができないということになりますと、なんとか市の方で考えなきゃならんのでないかというふうに思っております。 大分私の考えも前進していると私自身はそう思うんですが室津さんの受取り方は足踏みしているといいますけれども桑島地区で計画している人がもうやめたという返事がないものだから、私の方でもちょっとふみきりかねている状態でございます。 それから婦人研修センターですが運動公園のところへ立派な婦人研修センターを設置したらちょっと場所が遠うすぎる、あれくらいは歩かなきゃいきません。歩くことによってからだもきたえられるのでございます。自転車に乗れる人は自転車でいくし、そしてまた現在でも運動公園までずいぶんたくさんの人が公園まで車でもいっておるし、歩いてもいっております。そう遠くないんだからこれぐらいがんばらなきゃいかんと私は思っておるのですが、しかし婦人研修センターというのはかなり経費がかかるもんだからいま市の財政ではちょっとその融通がつきませんのでさきほど申し上げました今回提案しております福祉センター、これをとりあえず研修センターとして使っていただきたい。これには婦人部のその事務室といいますか、寄りどころも予定しております。老人会の寄りどころも予定いたしておりますので、これをできるまで婦人研修センターとして利用していただきたいと思うのでございます。 それから婦人研修センターを中央の方にできないかというお話しですけどちょっと土地がありません。これは百坪位の土地じゃいけませんので千坪近い土地を予定いたしておりますので、そういう土地が中央部にはありませんのであの総合運動公園の近くを予定いたしておるような次第でございますので一つご理解いただきたいと思います。     〔運輸部長 浜野恭夫君登壇〕 ◎運輸部長(浜野恭夫君) お答え申し上げます。 まず第一点のガイド研修の問題でございますが、さきほども申し上げましたように一応予備にあたりました場合、研究室におきまして研修をさせておりますが、それにたいします全国的な史跡等につきまして一応取寄せをいたしております。その都度都度において各方面から集めました史跡等につきましては新しいものと購入交換等も適宜観光の係りの方でやらせておりますので、新しい史跡によりましてそういうふうな自主勉強もできている、やっているというふうに理解しております。さらにまた昨年度におきましては四国放送のアナウンサーであったと思いますが要請をいたしまして発声音等にたいします指導研修も行っております。本年度におきましてもそのような発生音等にたいしましてはアナウンサー等の要請を求めまして研修は続けてやっていきたいとかように考えております。さらにまた、利用されましたお客様にたいしましては私共の方のガイドの仕方、あるいは運転中における色々の私共にたいする反省的な問題としてアンケート的なものを全部お願いいたしまして取寄せておりますが、全体的なそういう声といたしましてはガイドに対しましては非常によくできたというような声が高いように理解をしております。それからまた本年度はガイドコーダーも購入いたしましてさらに自主的な研修をはかっていきたいと考えております。どうぞよろしくご了承いただきたいと思います。 なお赤字の問題につきましてはさきほど申し上げましたように労使とも協調しあいまして、できるだけ再建、赤字解消に努力をいたしてみたいと考えております。それで現在のところ組合と最終結論をこの月末迄にだしまして四月一日から事業の合理化と再建等について実施をし、経費の節減をともどもにはかっていきたいというふうに考えております。 さらにまた経営面におきましても、すでに皆様ご承知のように国から補給されております過疎路線にたいします赤字対策の補助金対策の要綱につきましても国におきましてはこの制度実施以来五ケ年間におきまして合理化案としてワンマン化の最低八十五パーセント実施をするようにというふうな要綱が補助金政策の中にも指導条項として載せられておりますので私の方もこのワンマン化等におきまして一応経費節減をはかりたいとかように考えております。なお現在私の方のワンマン化の実態は現在二十三の仕業を組みまして毎日運行いたしておりますが、その中においてワンマン化は現在十二、仕業で約五十パーセント強という状態でございますので、これにつきましても今後さらに道路事情等も検討いたしましてワンマン化の国の指示する八十五パーセント、あるいは百パーセントに向ってできるだけ努力をはかっていきたいとかように考えている次第でございます。 それでそれらの点についてできるだけ市民の足としての回数節減等は行なわずになんとか努力いたしまして今後赤字の節減に努力をしていきたいというふうに考えております。現在のところ極端なる減便等による赤字解消でなくして経営面における検討を進めていきたいとかように考えておりますので、この点についてもご了承いただきましてご協力のほどをお願い申し上げたいと思います。     〔十番 室津サワエ君登壇〕 ◆十番(室津サワエ君) 市長さんがただ今おっしゃって下さいました保育所問題は前進しているとそういうことでございまして現在桑島地区の申請者は取り消してないけどそれもどうなるかわからん、そういうことでございます。私の受けとめかたとしましては、そういう個人の申請者がなくなれば市長は公立でやると、そういう受けとめかたをしてもよろしいですね。 この保育所問題につきましてはこれで打切ります。 次の婦人研修センターについてはこれはまた交通の便については研修センターが完成してから色々お考えいただきたいと思いまして、とにかく婦人研修センターを一日も早く実現されるよう要望しておきます。これも質問これで打切ります。 運輸行政も色々と運輸部長も努力していると思います。ガイドさんの仕事につきましても色々と難しい面もございますけれども当局におきましてはその指導要請に努力をしていただきまして明るい職場づくりを目ざしましてそしてガイドさんが楽しく働けるような職場にしていただきたい。そしてそれを利用している私達一般市民からも愛される市営観光バスであって欲しいと思います。そういうふうに当局においては努力していただきたいと思います。右要望いたしまして質問を打切ります。 ○副議長(遠藤将弘君)  一、鳴門市総合開発基本計画について 二、農業行政について 三、土木行政について             六番 姫田安男君     〔六番 姫田安男君登壇〕 ◆六番(姫田安男君) ただいま議長から発言の許可を与えられましたので通告に従いまして質問をさせていただきます。 第一点の鳴門市総合開発計画につきましては先日から芝野議員からの質問におきまして私も同じことがいえることが多々ありますので重複した点をさけまして簡単に質問をさせていただきます。 鳴門市総合開発計画の具体的な裏付けによって、この実現について鳴門市の発展が施行せられるのではなかろうかと思うのでございます。 この点について市長が現在まで鳴門市総合計画を進められてきた要点をお聞かせ願いたいと思うのでございます。 二点の農業行政につきましては農道、用水等の整備等でございます。 大津町が鳴門市に合併して二十年あまりになりますが、農道はいまだに整備できていない現状がほとんどでございます。これでは将来後継者に農業をゆずらんとするわれわれは非常に頭の痛い思いがいたすのでございます。がこの点につきまして担当課長にご答弁をお願いいたします。 第三の土木行政でございますが、矢野議員との関連性もございますが、バイパスが農地の中心部を通る大津町でございますが、これらの地区におきましては農業を専業として経営を営んでおります関係上買収にあたりましては交換地が必要かと思うのでございます。この点につきまして市長に質問をいたしたいと思います。 以上三点について質問をいたします。     〔第二助役 鍋島親春君登壇〕 ◎第二助役(鍋島親春君) 第一問の総合開発基本計画にのっとって、どうこの中に盛られてきたものを推進してきたかというお尋ねであったかと思いますが、芝野議員さんにもお答えいたしましたように、この基本計画は鳴門市が将来あるべき姿を想定いたしまして鳴門市の開発全般にわたって基本的な考え方計画をおりこんで計画されております。計画段階にあたりましてはそれぞれ鳴門市がもつ自然環境を守りながら、またそれをいかしながら周辺の色々な鳴門市に及ぼす影響を有利に展開してよりよい鳴門市を創造していく、こういうことでございます。 この中には基本的な都市基盤の整備、あるいは経済開発計画それぞれこまかく織り込んでありますが、計画当時すでに実行されておりますものを中心にこれから変化するものに対応することを策定しております関係上継続事業についてはこれが計画当時のものを踏襲いたしましてやってまいっております。 その一番大きなものは都市計画、いわゆる塩田の転換に伴います区画整理の施行それからこれの線引きに伴います市街化区域あるいは調整区域にたいする基盤整備、それから学校教育施設の施行これはみんなこの中に放り込まれております重要な施策でございます。そういうようなものを中心にして国なり県なりの予算を導入いたしましてこれを進めてまいったわけでございます。 ただここで申し上げておきたいんですが、これはすべてを鳴門市が施行するという基本計画ではございませんでこの中には国なりあるいは県なりが所管して鳴門市地域で行うものも含めて想定されております。もちろんこういう計画にのっとって民間資本の導入と合わせて指導、誘導してこの目的を達成していこうというものでございますので、観光開発等につきましても色々検討されておりまして南海ハイランドでありますとか日出湾のベラビスタの開発であるとかも、それぞれの私共の基本計画に違反したものでないという見解で民間資本の導入という形で進めてまいったつもりでございます。 そういうことで今後これらの計画を中心として鳴門市がよりよい発展をしていくように努力していきたいと思っておりますが、いま色んな環境の変化が大きく行われております。国レベルの法津上の改正もございましてこういうことでかなり長期的な計画でございますがこれに大きな変化をもたらすようなことがあればこれもその都度改定検討も必要でないかと思いますが、現在まではそういう認識で進めてまいりたいと思います。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) 農業行政のうちの大津の農道の整備の問題についてお答えいたします。 ただいまのご質問で大津町は合併以来農道の整備がなされておらないのではないかという趣旨のご質問であったかと思いますけれども少々古い話になりますけれども実は昭和四十三年に大津町全域に圃場整備計画というものをたてまして当時の金で約六百万支出をいたしまして費用は県と市で折半したわけであります。四十四年にそれぞれ農家の同意をとるところまでいったわけでございますが、どうしても賛成者が少なくつぶれた経験があるわけでございます。 圃場整備をやりますと農道の整備はもちろんのこと用水につきましてもパイプ濫漑をやる予定でございましたし、排水路につきまして用排水分離によりまして十分管理ができるという大きなメリットがあったわけでございますが当時レンコンがまだ随分たくさん耕作されておりまして腐敗等の色々な問題がございまして、つぶれたにがい経験があるわけでございますが、それはさておきまして大津地区におきましては四十八年度から三ケ年計画でもちまして徳永地区で農道を一本整備いたしております延長千二百米でございます。五十年度に完成をいたしております。現在施工中のものは大代の戎地区で約千四百米、四十九年度から五十二年度までの計画で現在施工中でございます。次に段関地区で大代が終れば段関地区にかかってほしいという申し入れを受けている次第でございまして農道整備の採択基準というものがございまして幅員が四米五十以上、それと延長が千米以上それと農地の受益面積が二十ヘクタール以上というふうな採択基準にあうところを地元の方々とご相談しもってそういう仕事を進めて参っております。そのほか農道舗装といたしまして現在までに長江、吉永それと大代、備前島と手がけて完成をいたしております。来年度は矢倉地区を整備にかかっていきたいというふうに考えている次第でございます。以上でございます。     〔土木課長 野間繁満君登壇〕 ◎土木課長(野間繁満君) バイパスの関係で専用農地がつぶれるということにつきまして交換地をどない考えているかというご質問であったと思いますが、本四の関連道路並びに国道十一号線のバイパスや鳴池線の継続ということにつきまして相当な農地がつぶれるということはご承知のとおりでございまして、これらはいま現在測量中、計画中でございますので、またそういう換地がございましたら今後県ならびに建設省と相談いたしまして先行ということも合わせて計画していきたいと考えております。まだ具体的に道路用地がどれほど必要かということもできあがっておりませんので今後の問題として十分に前もって相談していきたいと考えております。     〔六番 姫田安男君登壇〕 ◆六番(姫田安男君) 第二助役の方から総合計画についてご答弁がございましたがこの総合開発に支障をきたしているようなことはございませんか、この点についてお伺いをいたしたいと思います。 農業行政につきましては農道につきましては準備ができ計画的にやられているということでございますのでこれを了承いたします。 用水の問題でございますが、この本土連絡橋がかかりますと用水等が送水される計画が問題になっておりますが、この時点を考えます時に私達の農道もやはり人間が水を必要と同じに農作物もいい水が必要でございます。この用水を一貫した用水路の建設等整備してはどうかという、こういう考えをもっておるものでありますが、この点についてお伺いをいたしたいと思います。 土木行政については了解いたしまして質問を終らせていただきます。     〔第二助役 鍋島親春君登壇〕 ◎第二助役(鍋島親春君) お答えいたします。 基本計画にたいして支障をきたしているものはないかというご質問でございますが、これは基本タイトルにもございますように総合的な開発の基本的な計画でございまして非常に長期間にわたった計画でございますのでその都度その都度で支障をご質問のように支障をきたしてくることもあると思いますが、この基本的な計画の中で現在極端に支障をきたしておるというようなものはありません。 ただこれに示してあるような財政計画につきましてはこれから長期間にわたる中でいろんな問題がでてこようかと思いますが、その都度この実現ができるよう努力いたしたいと思います。     〔耕地課長 森谷貞夫君登壇〕 ◎耕地課長(森谷貞夫君) 用水対策の問題につきましてお答えいたします。これからの農業用水全般でございますが、いままでのような土水路、コンクリートの用水路そういうものでなしに効率のよいパイプ潅漑方式これがもっとも望ましい姿でございますけれども大津町あたりにおきましてもそうでございますが大津は現在水はあるんだなにを好んでパイプにせなならんのなというふうな反対の声があるわけでございます。 昨日の畑総のご質問の中で地域を大津町で三百へクタールほど含めておりますが、その中で約二百ヘクタール前後の方々はパイプ濯漑方式に反対だというご意見でその区域は除外せざるを得ないような状態であると考えております。と申しますのは.パイプ潅漑をやりますと多少農家負担がかかってきます。大体現在のところで工事費の二十五パーセント農家の負担になるわけでございますが、それとあとあと一応管理費が現在の土水路に比べて応分にかかるというふうな面で若い人はそういう面は賛成してくれるわけでございますけれども大津のそういった方におきましては、それによって反当年間何千円かかるという、余分でないかというようなことで同意が得られないのが現状でございます。そう申しましても用水対策としてもっとも有利な方法としては面積を三百ヘクタール以上にいたしますと県営で採択をしてもらえるわけでございます。そういたします大体農家負担が二十七・五パーセント程度で実施ができるというふうなかっこうになりますので今後農協あたりとも十分相談をいたしまして普及に努めてまいりたいというふうに考えている次第でございます。以上でございます。     〔六番 姫田安男君登壇〕 ◆六番(姫田安男君) これをもちまして全質問を終らせていただきたいと思いますが、なお念のためにどうしても鳴門市の所得を向上する上においては工場の誘致がどうしても必要でございます。これに手をこまねいていては、鳴門市の発展はありえないと感ずるのでございます。しかしながら現在鳴門市の一番大きな障害というものはボート、競艇でございます。この従業員にたいするところの一日の日当、これに対するところの町工場の従業員の日当のバランスが非常にくずれているわけでございます。従業員を百とするならば町の工場の女工さんは五十パーセントに過ぎない。これでは市へエ場がこないばかりか現在大塚製薬あるいは南海ゴム等は遠く辺地へ工場を建設しているような状況でございます。この壁をどうしてもとりのぞかなければ鳴門市の発展は望めないと思うのでございますが、私達は鳴門市の一般予算は十万都市に匹敵する百億以上だと豪語しておりますが決してこれは鳴門市の実力の予算でなくしてボートの予算に頼っておるわけでございます。たとえ予算は多くてもー億円のボートの重みと市民が汗を流した一億円の税金とは比重が遣います。 こういうことを考えます時にこれからの市政にたいしては工場の誘致をしてバランスのとれた市政を行なっていただきたい。かように強く要望いたしまして全質問を終らせていただきたいと思います。 ○副議長(遠藤将弘君) 小休いたします。     午後 三時二十五分 休憩     午後 三時二十六分 開会 ○副議長(遠藤将弘君) 再開いたします。 一、教育行政について             二十八番 平松章生君     〔二十八 番 平松章生君登壇〕 ◆二十八番(平松章生君) 市長の説明並びに提案されました議案書を一読いたしまして、さらに職員録の一頁にありますあの膨大な機構図これを照し合せながら、この質問事項をつくりあげたのでございます。 ご承知のとおり私は本年度、新年度の予算にたいしましてこのように感じたのでございます。 特にこの際内容を見ましてこれは強調しなければならないな、ということが一つございます。私は前期の時に市長に「与えるのみにて求むること無き、そは王者なればなり」という言葉をさしあげたのでございますが、その言葉どおり私は今年度の予算には一般職にはベースアップをはっきり認めたのでございますが、特別職にはベースアップはない、これは私は特にこの前にお並びの諸兄のことはまず横において特別職の市長以下の特別職のことを特に強調して話しを進めていきたいと思います。大きな膨大な十三・八パーセント増の予算の中に市民負担も色々とある中でじっとがまんの子が特別職である。その特別職の立場を一般職の方々がどのような考え方でこの予算配分を受けた場合執行していくかということの考え方を聞くために特に三十パーセントになんなんとする教育予算、この予算配分を受けた教育予算にたいして私は質問を集中していく、こういうふうに考えたのでございます。これは教育委員会のみならずここに居並ぶところの参与の方々が共通の問題であると、とらえてお聞きしたいのでございます。 最近の風潮として悪くいえばやらずぶったり、やらずぶったくり自分が与えずしてとることを権利主張が非常に強くなってまいりました。これは世相でございます。私のようなこういう教育予算にあります施設の充実の云々についても教育機器の問題もでてまいりますが、自転車のみしか乗れない人が議員の中にも四名ございます。その立場から交通安全協会に入られる方、入っておられる方の立場を評するのはおかしいんですが、私が年寄であるかも知りませんがその立場からひかれておるというふうに感じられてもいたしかたないのですが、そういう考え方で老婆心ながら申し上げておるというふうにとっていただきたいと思うのでございます。 私は教育長はただいま申しましたとおり、ただいまの報酬でも低額に押えてがまんしてこの一年やってまいりましたし、また今度の予算にも計上されておりません。課長は私が昭和二十二年に議員にでました時の人達ばかりでございます。ここでお互いに考えなければならないことはあの時鳴門市をつくりあげる熱心さの中に頭を打ちながら暗い裸電球の下で時間外手当ももらわずに時には自分の所管でない集金に走るというようなことをやってきたという事をこの予算の内容と比べてよく考えていただきたいのでございます。 私はこの現在の予算がもし通過したならば、この膨大な予算を獲得した教育委員会の方々が末端に至るまで市民のためにどのような覚悟であたられるか、現況を知りながら私は特に第一項目に取上げて自覚を聞いてみたいとかように思ったものでございます。 次にご承知のとおり視聴覚教育が重点施策としてここに計上されてまいりました。ご承知のとおり私のような古い考え方、新しい機器を利用できないものには理解できない社会の進歩でございます。 その新しい機器を子供に与える、進歩のためにはこれが最適であると考えて提案なさっておるのでございます。私も賛成いたします。 ここにこれを使う先生、この先生が十分これをこなしうる先生が鳴門市に迎えられておるかどうか、この教育ができているかどうかということを聞きたい。 戦前私はある村長がこういう述懐しておりました。学校の先生というものは、くると自分の得意なものだけ、相撲場をつくってください。子供のためには必要だからといって相撲場を建設した、その先生が去っていくと目の前の相撲場は雨にあたって荒れてしまって、そのまま朽ちてしまう、教育の方針というものはその先生のその時の得意によって施設が拡充されていくということで嘆いておりました。L・Lの教室についても今度は許されません。これだけの膨大な予算をつぎ込んで鳴門市民のかわいい子供に与えるかぎりには永久に完全に使いきるところの自信があってしかるべきだと私は思うのであります。 次にまずこの三十億になんなんの予算を要する教育委員会の方々がこの予算をもらってこれを執行する。えてして自分の課に配分されたものは真剣にやります。真剣のあまり他をかえりみずセクト主義になりつつある現状でございます。あの組織図を見ても多く細分されればされるほど横のつながりが冷たくなっていきます。これはやむをえんことといいながら、ただ苦しい予算の中で鳴門市民が幸せになる運営をどうやっていくかということをともに考えていかなければならないと私は思います。 特に幼稚園には先生が午前中を教えて午後帰します。残された子供は親のおるところはそれでよろしい、親が不在の場合はどこへいくかこれは午前中でハイさようなら私の教育は午前中で終わりです。これが今の教育委員会の教育、幼稚園のありかたでございまして、それを是正するために児童館というものが建設されました。ご承知のとおりいま撫養にたいしましては七十四名、林崎にたいしましては三十八名木津にたいしましては五十五名という希望がございます。これは知っている人が申し込みしたのであって全市的な幼稚園児の中でそういう立場の人がおるということはご承知のとおり、あの保育所の満員状況がぷっつりと二年保育幼稚園ということできいております。本当はこの幼稚園児の方々もあの状態を続けるならば保育所に残らなければならないというのが本当の保育に欠ける児童でないかというふうに考えるのでございますが、ある町におきましては幼稚園、保育園の一環教育を試みております。各幼稚園におきましても私は午前中で終わりだ、ハイさようなら、こういう態度でなくそういうふうな児童にたいして各幼稚園ともどんな考え方をもってこれから考えておるのかということを承りたい。 それから特に教育委員会は自分だけの予算でない、これを与えられた最大の予算を与えられたのだから各課ともどうしたら、運営したら、お互い効果的な運営ができるかということを考えられまして、特に最近新聞にでましたユースホステルこれは商工観光に類しておりますがあれが少なくなってきている。 西にドイツ村この東に鳴門といいますけれども、ドイツを発祥とするユースホステル、この青少年にたいする設備が淋しくなっていきよるということを聞くにつけても教育機器、ヤレ受験勉強そういう考え方の教育の中にあって先生と子供同志の温かい合宿訓練の場としてあれを利用する方法があるんでないか、このように考えますが、これによってユースホステルの増収が見られる。また温かい子供達の交換が得られると思いますがそういう考え方にたつことができるかどうか伺いたい。 また学校教育の中でただスケジュールで秋の修学旅行を設定して市バスがあれだけ赤字になるのにもかかわらず、どっと集中する秋に市バスが無いから徳バスに頼むこれでは市バスを愛するとはいえない。これはそのスケジュールを市バスのあいている時にこれを回していくというふうにすれば市バスも助かる。 こういうふうなお互いが市全体に目を通した職員のあり方、これからの安定成長下のまた人件費高騰の非常に苦しい財政下における鳴門市一家の職員の考え方でないかと私は共に苦労したこの参与席の皆さん方の反省を求める意味で特に集中して教育委員会の方々にこの質問をぶっつける次第でございます。ご答弁を願います。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) 五十一年度の予算で市長査定の予算がきまりました時に、私は身のしびれるような感激を憶えると同時に非常に財政窮乏の中で市長さんの教育長優先というありがたいご方針のもとに多額の予算を教育委員会につけていただきまして心から責任の重大性を痛感いたした次第でございます。 貴重な予算をつけていただきましたので  効果的にこの予算を使用いたしまして最大限の効果をあげることが市並びに議会の皆さん方にたいする私共教育委員会の責任であり義務であるということを痛切に感じておるのでございます。 色々とご質問がございましたので一つ一つお答えをしてまいりたいと思います。 一つは、教育長としてはこの教育予算が末端の教育関係者まで、そのありがたさを徹底させ十分な効果を上げるようにしなければならないとお説のとおり、私も予算のきまった時点で感じた次第でございます。特に今回の予算をみてみますと当初私が予想しておりました大体施設関係は四、五億だろうと考えておりましたが、約十億の予想を二倍もする予算をつけていただいた、特にどの学校にもすべての学校に視聴覚教室をつくってやろうというご熱意にたいしましても、実は四年前に海外にまいりまして帰ってきた時点で視聴覚教育を充実して教育を近代化すべきであるということを感じたのでありますが、その時に文部省の方でそういうものにかかるのなら千葉県の北条小学校を見てこいということでみてまいりました。その学校は約六千万円もかけて立沢な教育設備ができておりますが、機器がほこりをかぶって使われてないという現状をみたのであります。従ってそこの教頭さんに聞きましたら前には熱心な先生がおったんだけれどもいまは先生が人事異動でかわっておらないからこういう状態だということを聞きまして、これは安易に教育機器を導入するということはできないな、このためにはやはり教育機器を使う講習会、先生の講習会をやって一人でなしに全員の先生がこの機器を使えるようにしなければならない。それとただ単にその機械のボタンを押せばこう動くという操作だけじゃなしに機械が入れば授業のやりかたをかえなければなりません。いわゆる教育工学という方面の勉強も先生方にしてもらわなければなりません。これができなければただ単に機器を入ただけでは同じ結果になる、そういうことからその当時の校長会、教頭会あるいは先生方にも話合いをしましてこの講習会をやってもらえるかどうかそれも自ら進んでやってもらえるかどうかということの話合いを何回かもちましてその話合いの中でもし鳴門市でそういうことをやってくれるならば、われわれは土曜日であろうが、日曜日であろうが、夏休みであろうがそういうものを返上して講習会を受けてやっていきますという心強い返事が返ってまいったわけでございます。従いまして機器が入りましてこちらへほとんどの土曜日午後二時から午後五時までずっと講習会をやっております。 私も身体の許す限りは土曜日の午後はずっと講習会にでまして先生方にお礼を申し上げがんばって下さい。市のこういったご好意にたいしましては応えなきゃならんということを過去三年半あまり土曜日の午後ずっとその講習会に参加させていただきましたし、夏休み中の教育機器講習会には私自身講師にもなって先生方にご指導申し上げるというようなこともやってまいりました。 そうしたことにより特に膨大な金を入れてやる教育近代化全国的にほとんど市の規模でやっているのは鳴門市が初めてでありますが、それがうまくいかない時には重大責任でございます。従いまして文部省の視聴覚教育課の専門官あるいはこういう方面の日本の権威者であります東京工業大学の坂本武先生とか未武先生とかその他約二十人ばかりの日本の第一線のこういった先生方にも東京へ出張してまいるたびごとに、そういう先生方をおたずねいたしましてご指導をこいましてそういうようなことで少なくとも私としては現在鳴門市が教育研究所を中心にして、この近代化の方向づけをしているので、まあ間違いなくやれているのではないかということを感じておるのでございますが、なかなか完壁ということが難しいのでございます。 市長さんがたまたま学校を見にきたときにはうまくいかないことが度々ございまして、その度ごとに先生方にハッパをかけるということはなんですが、激励をし、とにかく人事異動の度ごとに人事異動が四月にありますとせっかくなれた先生が四、五十人が鳴門市以外へでてしまう、せっかく勉強してもらった先生が人事異動でかわるんですからまた新しく四、五十人入ってくる。そういう新任教員の研修会というものもやはりやらなければならない。 それから校長先生がまずそういう姿勢になってもらわなければ困りますから、校長先生の特別研修会、教頭先生の特別研修会、上席の助教員の研修会とあらゆる考えられるようなことをスケジュールを組みまして時間数と延べ人員を聞きますと四十七年以来二万七千六百五十時間、この位の時間数をこなしてまいりまして現在に至っておるわけでございます。 しかし今度の予算で視聴覚教室とL・L教室十三教室できることになっております。従いまして県の予算の中で教育研究所の職員をへらされるというようなことでありまして、私はこんなことになると講習会が大変だということで二度、三度文部省へまいりましてその定員減をようやくくいとめました。しかしそれだけでは実際には難しいのでございますが、もうすでに鳴門市の先生方の中には教育研究所の職員にかわらんぐらいのベテラン先生も大分生まれてまいりました。そういう先生方につまり教育機器同好会のベテランの先生方を中心にそういうような先生方が教育研究所以外の指導者になってやっていただく、それからうれしいことにはL・Lにつきましては昨年からこの鳴門市の中学校の英語の先生がまだできておらない学校もある現段階でL・L研究会というものを自主的に組織していただいて、そしてそういう勉強もしていただいております。 そういう会にも私もまいりまして、あなたもまもなくできるからできた時点からすぐに使えるように勉強してくれというようなことで努力をいたしてまいった次第でございます。 さきほどお話しにもございましたようにL・L教室ができましても、それがほこりをかぶるようなことがあっては許されない。完全に使いこなせるというお話しがございましたがその点心いたしましてさらに努力をいたしたいと考えている次第でございます。 それから幼稚園の問題でございますが、午前中教えて午後帰す問題でございますが、これは学校教育法に幼稚園の一日の教育は四時間とするという規定がございまして、幼稚園でございますとやはりこのただ保育所の保育でなしに幼稚園は自然、社会、健康、音楽、リズム、絵画制作というような六つの領域にそれぞれ教育課程として教育的なウエイトの重いものを課しておるのが実状でございます。従って幼児の現状からいたしますと四時間が限度である、そういうことで藍住町におきますものはそういう午前中は幼稚園、午後はその保育所と、そのために保育所の職員を増員しまして幼稚園の職員と交替で二人午後の保育にあたる。大体実情を聞いてみますと四分の一位から三分の一位の季節によって多少差があるようでございますが、そういう方々は月に保育料のほかに二千五百円とおやつ代が千五百円を午後残る人からは徴収をするそれから職員を一学級あたり一名を増員して幼稚園の先生二名で午後の保育にあたってもらう、従って幼稚園と保育所の二枚看板というかっこうにすれば、その藍住町と同じようなことができるのではないかと思いますが、このことにつきましても教育委員会の中で話合いをいたしたこともございますが鳴門市の実状といたしまして午前中は幼稚園、午後は児童館というようなスタイルで現在希望のあるところはやられているのが実状でございます。 今後藍住のようなものがいいか、あるいは現在の幼稚園と保育所にわかれてやったものがいいかとこういうことにつきましては検討すべき点でなかろうかと思います。更によくその点につきましては研究をいたしてみたいと思います。 それから合宿訓練のことでございますが、これは鳴門市工は高等学校では淡路の青年の家に毎年生徒を全員つれていきまして二泊三日ぐらいで教師と生徒がともに寝食をともにして話合うということをやっております。 それから今年から山川町に県立の青少年センターというのができまして県の教育委員会でも恐らくこの四月から四月以降計画的に各学校割当てをしてああいったところへいって子供達を研修せよということになってくるのではないかと思いますが、その内容等につきましては学校とも協議をして適切な指導をしてまいりたいと考えております。 色々とご質問がございまして答弁もれもあろうかと思いますが一応この程度で。 それから修学旅行の市バス利用状況でございますが従来まではそれぞれの学校で年間指導計画をたてる中で、やはり運動会、修学旅行というものが大体同じような時期に重なるのが通例でございます。従いまして修学旅行につきましてはただいまお話しがございましたように、修学旅行につきましては小学校は鳴門市バスを全部一昨年からお願いをして非常にご親切にしていただいて本年度も続いて市バスにお願いをすると小学校はそういうことになっておりますが、恐らく遠足のことであろうかと思いますが、遠足につきましではただ今のご意見を伺いますと二十四校あるものをやりますとその間に雨も降ると、そういうことになりますと二十四校全部を一日に一校ずつというようなことになりますと一ケ月以上もかかると、そうすると寒くなったり時期ちょうど学校の教育計画をあまりにも大巾にくずすということになりますとこれも大変でしょうが、お設誠にごもっともだと思いますので昭和五十一年度の各学校の遠足計画につきましてはできるだけ市バスと連絡をして市バスを活用するという話合いを学校側と話合っていきたいと考えております。以上でございます。     〔二十八番 平松章生君登壇〕 ◆二十八番(平松章生君) ただいま教育長からるる答弁がございましたがなかには答えがはずれているところもございますが、これはあなたのくせでございますのでこれはそれで了として聞いておきたいと思います。 私のいわんとするところは強調しましたとおり最大の予算を配分された教育委員会の関係職員が広く視野を広げて自分の課、係、それだけに専念するほか他にどれだけ影響を与えまた喜んでもらえるかという方法を講ぜられるかという助言を教育長にしていく、そういう組織でなければならない、こういう考え方でございますのでただ単に市長が、助役が各課長にどうなということでなしに総合的な問題でなしに自発的にそういえる勉強が姿勢が生まれてこなければこの百八億の予算は私はいままでどおりの予算であり、効果が非常に薄くなるこれを倍加するのは非常に苦しい予算の効果を倍加するのは市民に接する温かい気持ち、これが一職員に至るまで課長が課長会できめたことが徹底して末端にまでとどくようなそういう強力な指導がなされなければならないと思うのでございます。 特に私は高等学校の合宿は聞いておりません。特に大事なのは中学期でございますが中学校であすこの収容人員を考えれば恐らく一学級クラスごと送りこめば四十名あすこで消化されるならばかなりの収益をあげる。また子供のために良いという考え方で、むこうの満員の時にせめ込むというのでなく、あいた時に送りこんでいって一晩先生とともに暮すというのが効果があるんでないかと思います。 バスのお答えは満足しておりますのでこれでとどめたいと思いますが、そういうふうに教育長も教育施設機器の問題は非常に熱意のあるところ買いますが私がここに申し上げました時代おくれの人間でございまして教育機器はわかりませんが皆さんのお蔭で欧州にまいりました時に特に感じましたのは非常にあちらの人は計算が遅い、これは教育機器の影響ではございません、日本本来のソロバン教育、九九の教育、暗算の教育そういう基礎の教育が徹底してこそ世界に冠たる日本人の計数の明るさ、これがいま生きているのではないかと思います。 いまの教育は非常に立派である。こういうふうに思いますがこの機器に片寄るばかりに子供の思考力を減退さすのではないか、こういう考え方もございますのでやはりそういうハッキリした大地に足をつけた昔からの教育を全部マスターした上でその上に立派な教育を与えることが一段高いレベルに子供を引上げていくことになろうとこういうふうに自動車も運転できない私がテレビッ子の世の中そういうことが受け入れられるであろうけれどもやはり昔の確実な基礎の元に、その上にこれを盛りかけていく、非常に過酷なことでございますけれども、そういう施設ができることには賛成したわれわれも、もっともその効果が生まれることを希望してこの施設充実問題については打切ります。この教育委員会の自覚については教育長の話しを聞きましたけれども一般職の立場から、だれがどういうふうなその考え方をもっておられるかということを答弁を伺いたい。 施設問題につきましてはユースホステルの問題なお児童館の問題等関連もございますけれども私のいうのは教育は午前中、午後は知らんでよ、という幼稚園の子供は午後であろうとも幼稚園児でございます。これは私等の子である困った子は私が抱きましょう。こういう考え方が幼稚園の先生にはでてこないのかこれを聞いているのであります。 ただ単に教育は午前中、それはわかっております。あれはかぎっ子じゃけんこれは午前中、幼稚園じゃけんこういう考え方でなしにそういう家庭に入るまで教員が教職としての特別の給与もでるようになりました。特に子供達をそういう自分の職務だけでなしにそれから離れた時にもやはりつながりのある幼稚園の子供である。私等の子供であるという考え方をもってもらいたい。こういうことで聞いたのでございますので再びお聞きする次第でございます。     〔教育長 森本真章君登壇〕 ◎教育長(森本真章君) 中学生の合宿につきましては大体各学校でクラブを中心に経費がああいう施設に泊りますと経費がかかりますので学校に毛布を夏場ですね持込んで合宿訓練を一諸にやっております。自炊をしまして食糧なんかは家庭から持ってきて、そういうふうなのはほとんどの中学校で特に火災を起さないように、かぜ等をひかないように寝冷えをしないように特に注意をしましてそういうことを各学校でやっているのが実状でございます。 ただユースホステルにつきましては私もそこまで校長先生方にお話しはしてなかったのでございますが、鳴門市の妙見山にああいう立派な施設がございますので校長会の時に新年度から父兄負担もかかるだろうがですね、学校体育館に毛布を引いて寝る。教室に毛布を引いて寝るというのでなしに自分が貯金をしてお小使いを無駄使いをやめて自分が貯金したお金で、そういうことをするのも計画的にやるというのも大事なことだというようなことから父兄負担でなしにもらった小使いを節約してその金でそういうところへ泊めてやるというような方法で校長先生方にお願いしてみたいというように考えております。それからただいまあとでお話しがございました幼稚園の午後に知らんというようなことにつきまして二、三日前にそういうことでお話しを伺いました。それはたまたまその幼稚園で先生が研究会をやっておりました時に子供達がそばへよってきてわいわいさわがしいというようなことで、やかましいからちょっとむこうへいっとって下さいと、いうようなことを先生方がいったのがなんか誤解されましていまのようなお話しがでできたのではないかと思いますのでその点、自分の幼稚園の子供でございますのでそれがすんだら先生の研究会はすんだと、こっちへきてやりなさいというようなことで、そういう誤解を招くことのないように今後十分注意をいたしたいと思いますのでよろしくご了承賜りたいと思います。     〔教育次長 田渕公一君登壇〕 ◎教育次長(田渕公一君) 一般職員を代表いたしまして、自覚につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 こうした不況の中でしかも手数料あるいは使用料等公共料金の全般につきまして増額改定をせざるを得ない状態の中におきまして教育予算が大幅に計上されましたことにつきまして衷心より感謝申し上げておる次第でございます。そうした中にありまして私達は公務員としての自覚をさらに高めるとともに地方自治本来の最少の経費でもって最大の効果のあがるような方策を常に考えていきたいということを深く痛感するわけでございます。 そのために私達は委員会のみならず市長部局との関連をさらに緊密にいたしますとともに各課が相助け合いまして今後さらに一層市の行政並に教育の効果が上るような方策を考えていきたいという自覚に燃えている次第でございます。     〔二十八番 平松章生君登壇〕 ◆二十八番(平松章生君) これでもって私の質問を終わりたいと思いますが、ユースホステルというものは特に国際的 な視野を広げる場であり地理その他につきまして非常に得ることが多々あるように考えます。そういうことで利用方法をあやまらないようにできるだけ、そういう合宿にたいしてのあやまちなきような配慮をしながら教育していただくように特にお願いいたしまして私の全質問を終わります。 ○副議長(遠藤将弘君) 本日の一般質問はこれで終わります。 なお明十日は開議時間を繰上げ午前十時より再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。     午後 四時 十分 散会...